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- ゲーミングPCを初めて買うけどどうやって選べば良い?
- おすすめのゲーミングPCも知りたい!
このような方向けの記事です。
本記事の内容
- ゲーミングPCの選び方
- ゲーミングPCのQ&A
- ゲーミングPCのこだわりポイント
- おすすめゲーミングPC 3選
SwitchやPS4とは違いゲーミングPCは下から上まで様々なスペックがあります。
ゲーミングPCを初めて購入するとなるとどうやって選べば良いか分かりにくいですよね。
本記事では初心者に向けてゲーミングPCの選び方やスペックの決め方について解説しています。
ゲーミングPC初心者で迷っている方必見です。
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ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPC選び方フロー
- やりたいゲームを明確にする
- そのゲームをどのような環境でプレイしたいか
- 上記に合わせて予算を用意する
- BTOパソコンメーカーを決定
- 購入
ゲーミングPCの選び方は上記のような流れで行っていくと良いでしょう。
3番目の予算決定は人によっては1番最初に持ってくることもあるかもしれません。
とりあえずそれぞれについて解説していきます。
ゲーミングPCにおいて重要なパーツ
PCは複数のパーツ(CPU , マザーボード , グラフィックボード , メモリ , 電源 , etc...)から成っています。
ゲーミングPCを初めて購入するという方に伝えたいのはゲームにおいて重要なパーツが存在すること。
家庭向けに家電量販店でパソコンを購入するとなると、予算内で買える何となく一番良さそうな物を購入すると思います。
しかしゲーミングPCではいかに予算内で高性能なものに仕上げるかがとても大切になってきます。
ゲーミングPC パーツ優先度
- グラフィックボード
- CPU
- ストレージ(SSD,HDD)
- メモリ
- 電源
基本的にはグラフィックボード(グラボ)に一番着目するようにすると良いでしょう。
グラボさえ決定してしまえばそれに付随してその他のパーツは最適なものが採用されていることが多いからです。
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【2024年】ゲーミングPCで優先順位の高いパーツは何?
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各パーツの選び方については後ほど「初めてのゲーミングPC Q&A」にて解説します。
やりたいゲームから考える
ゲームによってグラフィックの綺麗さや処理の重さは異なります。
つまりプレイしたいと考えるゲームに沿ってスペックを選ぶ必要が出てきます。
どんなPCゲームも公式サイトやSteamといった販売ショップにて推奨スペック等が記載されている。
ただし、推奨スペックに記載されているCPUやグラボといったパーツは大抵数年前の古い型番の物が記載されていますので注意が必要です。
どれくらい快適にプレイしたいか考える
さて、ゲーミングPCを買って何のゲームをプレイしたいかを考えた後は、そのゲームを「どのような環境」でプレイしたいか考えましょう。
快適さに影響してくるのは下記の要素でしょう。
- フレームレート
- 解像度
例えばフレームレートでは「Apex Legendsを144fps安定でプレイしたい」とか解像度では「エルデンリングを4Kで高画質プレイしたい」等ですね。
Apex Legendsなどの対人FPSゲームはフレームレートが戦闘に大いに影響してきます。
どんなに低くても60fpsは出せる性能じゃないと辛いです。カクカクだったりぼやけて見えるので人によっては酔いに繋がります。
またGTA5やサイバーパンク、エルデンリングなどのオープンワールドゲームはグラフィックの綺麗さも楽しみたいゲームです。
となると4Kといった高精細なモニターでプレイすることでより没入感を得られることになります。
解像度はフルHDがまだまだ主流ですが、4Kも少しずつ普及はしてきています。
4KはフルHDよりも高スペックを要しますが、こちらも60fpsは実現出来る性能を狙いましょう。
YouTubeで「ゲームタイトル+グラボ名」で検索するとプレイ動画が多くアップロードされています。
それで目的のフレームレートが出せているか確認するようにしましょう。
一応おおまかなグラボの性能も本記事で解説もしています。
予算を考える
予算については考える順番が難しいですね。
絶対に15万円しか出せないとかならそれに合わせてスペックを選ぶ必要が出てきます。
できれば先に考えた何のゲームをどのような環境でプレイしたいか、それに合わせて予算を考えたいです。
またゲーミングPCだけでなく周辺機器やデスクなども念頭に置いておく必要があります。
予算を抑えたいならキーボード・マウスが付属しているメーカーもあるので要チェックです。
特にストームでは標準でゲーマーにとって嬉しい銀軸ゲーミングキーボードとゲーミングマウスが付属している太っ腹メーカーです。(現在は付属していないです。)
フロンティアはモデルによっては付属していない場合もあるので確認必須。
パソコン工房はしっかりと付属している上に本体価格も安く予算を抑えたい方はおすすめです。
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【BTOパソコン】キーボード&マウス無料付属メーカー紹介
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PCゲームの環境を一から揃えるとなるとどれくらいかかるのか下記の記事にて検証しています。
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【ゲーミングPC】初心者が揃えるべきセット一式紹介!総額どれくらい?
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BTOメーカーを決める
ゲーミングPCを購入する上でBTOメーカーでの購入を一番おすすめしています。理由は下記にて解説しています。
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ゲーミングPCはどこで買うのがおすすめ?各販売店特徴紹介
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しかしBTOメーカーは数多く存在しているのでどのメーカーで購入するかは迷うかと思います。
BTOメーカーもそれぞれ特徴がありますので一概にどこが一番おすすめなのかは難しい所です。
- コスパの良さ
- カスタマイズやデザイン
- 納期速度
などなどこだわりは人それぞれです。
おすすめBTOパソコンメーカー
当サイトではBTOメーカーの比較をし特徴についてまとめ、どこがおすすめなのかも紹介しています。
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BTOパソコン購入者必見おすすめメーカー20社比較【2024年】
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初めてのゲーミングPC Q&A
グラボの性能目安は?
2024年現在、主に販売されているグラボの性能は上記画像のようになっています。
パッと見の性能差は分かるけど具体的にはどの程度快適にゲームをプレイできるかは分かりづらいかと思います。
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 SUPER | |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti SUPER | 4K 高画質 |
NEW! RTX4070 Ti | |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
NEW! RTX4070 SUPER | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti(販売終了) | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070(販売終了) | |
NEW! RTX4060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
NEW! RTX4060 | |
RTX3060 Ti | |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
ゲームによって同じグラボでも60fpsしか出なかったり144fps出たりとバラバラですが、各グラボの性能目安は上記のような感じです。
個人的には最低限RTX3060以上を選ぶようにすると安心だと思っています。
60fpsプレイと144fpsでは快適さが雲泥の差なので、フルHDにおいて144fps安定であるRTX3060をおすすめはしています。
RTX3070 Tiくらいの性能でフルHDに困ることのない性能です。
RTX3080以上は4Kゲーミングに興味がある方向けのグラボです。当然価格も高くなってきますのでフルHD主流であるので高スペックすぎてもオーバースペックになったりデメリットもあります。
CPUはどうやって選ぶ?
ゲーム用途であればグラボから選択するとグラボに見合ったCPUが標準搭載されているのであまり気にしなくてもOKです。
BTOパソコンを見ているとグラボに対してのCPUの組み合わせは下記のような場合が多いです。
グラボ | CPU |
RTX4090 | Intel Core i9・AMD Ryzen9 |
RTX4080 | Intel Core i7~9 AMD Ryzen7~9 |
RTX4070 Ti | |
RTX4070 | |
RTX3070 Ti | Intel Core i7 AMD Ryzen7 |
RTX3070 | |
RTX3060 Ti | Intel Core i5~7 AMD Ryzen5~7 |
RTX3060 | |
RTX3050 | Intel Core i3~5 AMD Ryzen5 |
RTX1660 Super |
例えばRTX3080 TiといったハイスペックグラボにCore i5などの低めのグレードのCPUではグラボの性能にCPUの性能が追い付かない為にグラボ本来の力を発揮できないことがあります。
逆にGTX1650のようにロースペックグラボにCore i9などの高性能CPUは選んでもOKです。動画編集などで役に立つからですね。
とにかくゲーム用途であればBTO標準のCPUで大丈夫です。
動画編集もしたいならCPUのアップグレードを考えると良いでしょう。
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ゲーミングPCのCPUの選び方や役割を徹底解説
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メモリはどれくらい必要?
メモリは最低限8GB、出来れば16GB搭載していることが望ましいです。
しかし2024年のBTOゲーミングPC市場を見ていると、最安値であっても16GB搭載しているのであまり気にしなくてもOK!
ちなみに主要タイトルの推奨メモリは下記の通り。
最低メモリ | 推奨メモリ | |
Apex Legends | 4GB | 8GB |
Fortnite | 4GB | 8GB |
PUBG | 8GB | 16GB |
GTA5 | 4GB | 8GB |
モンハンライズ | 8GB | 8GB |
エルデンリング | 12GB | 16GB |
基本的には8GBで足りそうですし、重めのゲームでも16GBが推奨とされています。
ただ、推奨メモリもゲームのグラフィックの進化とともに上がってくるかもしれないので16GBが無難でしょう。
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ゲーミングPCのメモリは容量どれくらい必要?おすすめメーカーも紹介
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ストレージ(SSD , HDD)はどれくらい必要?
2024年のBTOゲーミングPCは最低限500GBのSSDが搭載されています。
500GBだとタイトルにもよりますが5~7つぐらいのゲームをインストールしておけるくらいの容量です。
普通に5タイトルくらい遊べたら十分なのかもしれませんが、知らぬ間に圧迫してくるのがCドライブ(メインストレージ)というもの。
個人的にはSSDが1TB、HDDも追加で1TB~あると安心かなと思っています。
SSD | Windows OS |
起動に時間がかかるゲーム・ソフト | |
HDD |
動画・音楽などのメディアファイル |
軽いゲーム | |
軽いソフト |
私自身SSDとHDDを以上のように使い分けています。
HDDはSSDに比べて安価で容量を確保しやすいのでデータ保存にも最適ですし、速度を気にしない軽いゲーム・ソフトは全然HDDに入れてもストレスなく運用できます。
BTOメーカーによってSSDやHDDのカスタマイズ料金も違ってくるのでそこもBTO選びの際のポイントかもしれません。
下記記事にて解説もしています。
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ゲーミングPCのストレージ容量はどれくらい必要?
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電源はどうする?
電源もカスタマイズ出来ますが、基本的には標準で構わないです。
グラボ、CPUなどの総消費電力の2倍の容量の電源を選ぶのが最適とされており、適した電源が採用されています。
こだわるとするならば
- 80PLUS認証
- メーカー
この2点になるでしょう。
80PLUSは電気代にも繋がりますし、電源は「心臓」とも言われる大事なパーツなので信頼のおけるメーカー製の物を選ぶのも一つです。
詳しくは下記の記事にて解説しています。
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ゲーミングPCの電源ユニット選び方とおすすめメーカー
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ゲーミングPCは大きい?
ゲーミングPCは性能と引き換えに普通のPCに比べて大きいことが一般的です。
- 高性能グラボが大きい為
- 熱をこもらせない為
- 拡張性確保の為
理由としては⇧等が挙げられます。
基本的にはミニタワー、出来ればミドルタワーと言われるサイズのケースのゲーミングPCが望ましいです。
ただし、どうしても小型が良いという場合もあるでしょうし小型ながら高スペックなPCもあるにはあります。
詳しくは下記の記事にて解説しています。
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5万円くらいで買えない?
残念ながら2024年のゲーミングPCは最低限10万円前後します。
2021年1月以降グラボの特需や半導体不足による供給不足によりゲーミングPCの価格が全体的に上がってしまいました。
とは言えそれ以前でも最低7万円はしていたので、ゲーミングPCは高価な買い物には間違いありません。
比較的安価なゲーミングPCのおすすめを下記記事にて紹介していますので是非参考にしてみてください。
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【2024年】安いけど高性能なおすすめゲーミングPC紹介
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ゲーミングPCこだわりポイント
ケース・デザイン
デザインがカッコいいことやLEDライティングが煌びやかなのはゲーミング性能には全く関係がありませんが、外観にこだわるのも楽しみの一つでしょう。
Googleのサジェストに「BTO ケース ださい」とか出るくらいには外観を気にする方もいらっしゃるのもまた事実。
確かに昔はBTOオリジナルケースはデザインが偏っており、大きな声では言えませんがダサいなーと思っていました。
しかし最近は様々なメーカーの認知度も上がってきており、デザインに凝ったゲーミングPCを販売しているメーカーも増えました。
外観にもこだわりたいなら上記メーカーでゲーミングPCを探すと良いでしょう。
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即納モデル
そもそもBTOとは(Built To Order)の略でユーザーが注文してからPCを組み上げる受注生産を意味します。
なのでメーカーによっては手元に届くまでに時間がかかる場合があります。
せっかく購入を決意したのに届くのが大分先になると居ても立っても居られなくなりますよね。
BTOのメリットであるカスタマイズが出来なくはなりますが、即納モデルを販売していたりもします。
どうしても早くゲーミングPCを手に入れたいなら即納モデルを選ぶのもありです。
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BTOパソコンの納期比較!早く欲しいならどこがいい?
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無線LAN対応
基本的にはゲーミングデスクトップPCは価格を抑えるためにWi-Fi非対応の事がほとんどです。
オンラインゲームなどをプレイするなら当然LANケーブルで有線接続したいところですが、どうしても無線じゃないと接続出来ない場合もあります。
その場合は無線LANに対応しているかどうかも着目するべき点でしょう。
下記記事にてゲーミングPCの無線LAN事情について解説しています。
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ゲーミングPCを無線LAN接続する方法と無線接続できるゲーミングPC紹介
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静音PC
ゲームをやっているとどうしても高負荷なために発熱してしまいます。熱を冷やす為にファンがフル稼働するとそれなりにうるさいと感じます。
ケースや音の主な発生源であるファンにこだわることで、PCの音を抑えることが出来ます。
ゲーム時にはヘッドホンやイヤホンを付けていると思うので自分自身は気にならないというのが実態ですが、ご家族がいらっしゃって不安な場合には静音モデルの購入の検討をしても良いでしょう。
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静音ゲーミングPCのおすすめモデル紹介【2024年】
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おすすめゲーミングPC
とりあえず本記事で紹介するおすすめのゲーミングPCはフルHD環境において快適にプレイ出来てコスパの良い物を選んでいます。
例えば4Kも狙っているよという方や最強のゲーミングPCが欲しい方は下記の記事を参考にしてみてください。
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初めてのゲーミングPC 選び方 まとめ
ゲーミングPC選び方フロー
- やりたいゲームを明確にする
- そのゲームをどのような環境でプレイしたいか
- 上記に合わせて予算を用意する
- BTOパソコンメーカーを決定
- 購入
初めてのゲーミングPCの選び方について解説してきました。
ゲーミングPCは決して安い買い物ではありませんが、ケチってしまうと今後のゲームライフを大きく左右することとなります。
スペック選びは重要なので安直にせず慎重に行うようにしましょう。