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- ゲーミングPCに必要なメモリ容量はどれくらい?
- メモリの増設したい時どのメーカーのメモリがおすすめ?
このような方向けの記事です。
eスポーツが流行ってきている世の中、ゲーミングPCでゲームをしたいと考えている方も多いでしょう。
決して安い買い物ではなく、どうせなら満足のいくスペックを手に入れたいですよね。
そこでメモリの容量というのはどれくらい必要なのか迷う方もいらっしゃるかと思います。
本記事ではゲーミングPCにおすすめのメモリ容量を解説しています。
メモリ選びで悩んでいる方の力になれればと思います。
ゲーミングPCのメモリの重要性
メモリの役割
メモリの役割を簡単に説明すると一時的にデータを保存する為のパーツのことで、コンピューターには欠かせないものです。
RAM(Random Access Memory)と呼ばれるもので、パソコンだけでなくスマホなどにも当然搭載されています。
よく「俺のiPhoneはメモリ128GBだよ」みたいなこと見かけますが厳密に言うと間違いでしょうね。これはROM(Read Only Memory)のことで意味合いが違ってきます。PCで言う所のHDDとかSSDみたいなものです。(ちょっと違う)
要は音楽ファイル、画像ファイルを保存するのではなく、作業する際の命令のプログラムやデータを一時的に保存する役割です。
メモリが足りないとどうなる?
シンプルに動作が重くなります。
どんなソフトでも起動が遅かったり、読み込みが長かったりします。
ゲームに関して言えば、フレームレートの低下やフリーズに繋がります。フレームレートはFPSなどの対人ゲームにおいて有利にプレイするための重要な要素の一つです。またどんなゲームでもプレイ中にフリーズ、最悪クラッシュしたりするのは最悪のケースです。
PCの動作において、重く快適に操作出来ないのはストレスがかなり溜まります。
メモリに関しては多いに越したことは無いパーツなので、出来れば容量多く搭載したいものです。
ゲーミングPCのメモリは容量どれくらい必要?
ではゲーミングPCではメモリ容量はどれくらい必要なのでしょうか。
最低8GBというのはゲーミングPC以外でも言えることで、メモリ4GBのPCを使用していた時は動作が重すぎてストレスしかありませんでした。
しかしメモリ8GBあると、ストレスなく操作が可能でした。
ゲームプレイに関しても、メモリ8GBもあればApex LegendsやFortniteといったバトロワゲームや、マイクラでも不自由なくプレイ出来ていました。
稀にゲームが落ちることはあっても頻繁に起こるようなこともありませんでした。今現在メモリ16GBのゲーミングPCをメインとして使っていますが、落ちるときは落ちちゃいます。
なので基本的には8GBあれば十分かと思います。
ただし最近のゲームは結構重くなってきているので中には32GB推奨のものがあったりします。(タルコフなど)
ゲーマーならプレイしている様子を録画し動画編集したいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
動画編集もかなりやるとなると32GBがおすすめです。
編集ソフトとか素材にもよるでしょうけど16GBでもちょっともっさり感じました。
16GBでも全然可能ですけど、ソフトが落ちたりすると編集の努力が水の泡となります。動画編集もやりたい場合は出来れば32GBあった方が安心でしょう。
まとめてみると
用途 | メモリ容量 |
ゲーム用途 | 最低8GB , 推奨16GB , 予算あれば32GB |
動画編集もする | 最低16GB , 推奨32GB以上 |
メモリ要求量は少しずつ上がってきている
時代とともにゲームのグラフィック技術も向上し、要求されるスペックが高くなってきてはいます。
現状8GBでもこと足りていますが、将来的には16GB推奨されることも増えてくるでしょう。
最低メモリ | 推奨メモリ | |
Apex Legends | 4GB | 8GB |
Fortnite | 4GB | 8GB |
PUBG | 8GB | 16GB |
GTA5 | 4GB | 8GB |
モンハンライズ | 8GB | 8GB |
エルデンリング | 12GB | 16GB |
こうしてゲームごとに推奨メモリを確認してみると8GBが多いのは確かです。
本当にPUBGが古いのに要求スペックが高かったんですね。僕はメモリ8GBでプレイしていたので問題ありませんでしたが。
しかし最新のエルデンリングなんかは最低でも12GBとかなり要求スペックが高いです。8GBでもプレイ可能でしょうけど、こうして最低でも16GB積んでおいた方が安心といったケースも出てきています。
またBTOパソコンメーカーでのゲーミングPCの販売モデルを確認した所、一番下のグレードであるGTX1650搭載モデルでもメモリ16GBを搭載しています。
CPU | Intel Core i5-12400 |
メモリ | 16GB DDR4 |
GPU | GTX1650 |
SSD | 500GB NVMe M.2 |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE認証 |
ケース | InWin EM058 ミニタワー |
OS | Windows11 Home |
少し前まではこの性能帯(GTX1650とかGTX1660 Ti程度)では8GBが主流でした。
しかしこうしてBTO市場を見てメモリの搭載容量が増えてきていることからも、16GB搭載しておきたいというのが本当の所でしょう。
そもそもこれからBTOメーカーでゲーミングPCを購入する場合は標準で16GB搭載されていることが多いので、最低16GB積むということになりそうです。
というわけで現状8GBでも快適ですが、出来れば16GB搭載しておくと良いでしょう。
メモリ増設について
メモリは増設しやすいパーツ
PCパーツの中でもメモリは一番、増設・交換しやすいパーツだと思います。
PCケースによって構造が違いますが、基本的には正面から見て左サイドパネルが開きます。
すると内部が見えてきますので、メモリを取り外して、新しいメモリをはめるだけです。
メモリは配線作業も無く交換できるので誰でもスペックアップしやすいパーツです。
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メモリ交換時の注意点
デスクトップ用とノート用
デスクトップ用メモリ(DIMM)
ノート用メモリ(S.O.DIMM)
デスクトップ用メモリは細長く切り込みが真ん中あたりにあります。
ノート用メモリも存在し、デスクトップ用に比べて少し太いです。
Amazonとかでもメモリは購入することが出来ますが、「デスクトップ用」とか「ノートパソコン用」とか書いているはずなので要注意です。
規格
メモリにも規格が存在し「DDR」と表記されています。
執筆現在(2022年3月)DDR4がまだまだ主流ですが、DDR5メモリも販売されています。
DDR4のメモリが使われているPCではDDR5メモリが使用できないです。
未だにDDR5メモリが搭載されているゲーミングPCは少ないでしょうからほとんどの方はDDR4メモリだと思います。
ストームやSEVENなどの一部メーカーではDDR5メモリを採用し始めています。
CPU-Zというソフトを使うことで、使用されているメモリの規格を確認することが出来ます。
CPU-Zを起動し、「Memory」タブをクリックすると詳細を見ることが出来ます。
私の場合はGeneral欄の「Type」にてDDR4と表示されているので、交換するならDDR4メモリを選ぶべきですね。
スロット
メモリはマザーボードの種類によって違いますが、多くの場合は4スロット分刺す場所が用意されています。
1枚使用時、2枚使用時では特定のスロットに刺すようにすることで最大限スペックを引き出すことが出来るようになっています。
BTOでゲーミングPCを購入する場合ほとんどが2枚搭載されているはずです。
自作する場合は上記のようにマザーボードの説明書があるので、どのスロットに刺すか分かりますが、BTOでは説明書が付属していない場合があります。
なのでメモリ交換するなら古いメモリを抜く際にどのスロットに刺さっているか覚えておくようにしてください。同じスロットに刺し変えるようにしましょう。
Windows でのメモリ容量と使用量を確認
タスクマネージャーにて現在使用しているWindwosのメモリ搭載量を確認することが出来ます。
「CTRL + Alt + Delete」キーを同時に押すと青い画面に代わると思います。そこで「タスクマネージャー」があるのでクリックします。
するとタスクマネージャーが起動します。
「パフォーマンス」タブをクリックすると、CPUやメモリ、HDDの詳細が見れます。
上記画像で言うと、メモリの赤枠で囲った所を見てみます。
6.9 / 15.9 GB (43%)
これはメモリ容量15.9GB中43%である6.9GB使用中という意味合いです。
15.9GBという中途半端ですが右上に16GBと表示もされています。
ゲーミングPCにおすすめのメモリ
メモリメーカー
- Crucial(クルーシャル)
- Kingston(キングストン)
- Corsair(コルセア)
- G.Skill(ジースキル)
上記メーカーの中から選んでおけば良いと思います。
私は現在はCorsairのメモリを使用しています。
まとめ
用途 | メモリ容量 |
ゲーム用途 | 最低8GB , 推奨16GB , 予算あれば32GB |
動画編集もする | 最低16GB , 推奨32GB以上 |
ゲーミングPCのメモリ容量がどれくらい必要なのかについて解説してきました。
最低限8GB、出来れば16GB以上搭載するようにしましょう。
とはいえBTOゲーミングPCでも16GB~となっている為、最低条件はクリアしています。
しかし一部ゲームでも32GBあったほうが良いタイトルもあったり、動画編集もしたい場合など、予算があれば32GBがおすすめです。