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ゲーミングPCの寿命はどれくらい?長持ちさせるコツは?

ゲーミングpc 寿命

悩み
ゲーミングPCの寿命ってどれくらい?また長持ちさせるにはどのようなことに気を付ければ良いの?

このような方向けの記事です。

 

本記事の内容

  • ゲーミングPCの寿命について
  • ゲーミングPCの寿命を長持ちさせるには
  • BTOパソコンメーカーの保証について

 

ゲーミングPCは決して安い買い物ではありませんから、長く使えることは非常に大切ですよね。

本記事ではゲーミングPCの寿命は何年くらいなのか、長持ちさせるコツについて解説しています。

寿命が恐くて購入に踏み切れない方は必見です。

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ゲーミングPCの寿命について

まずパソコンの寿命については2つ観点に着目することが出来る。

  • 性能面での寿命
  • 物理面での寿命

まずはこの2つについて詳しく解説してみます。

 

性能面での寿命

性能面での寿命とは、スペック不足により快適にゲームがプレイ出来なくなってしまった状態の事です。

ゲーミングPCにおいては主にグラフィックボードとCPUのスペック不足になります。

PCゲームは年々グラフィックの向上とともに要求されるスペックも上がってきています。数年前に購入したゲーミングPCでも快適に動作しない可能性が出てきます。

 

例えば2016年頃のグラボ「GTX1080」はGTX1000シリーズでは上から2番目の性能で当時はかなりハイスペックなグラボでしたが、現行モデルではミドルスペックのRTX3060よりも下の性能となってしまいます。

もちろんハイエンドであった「GTX1080 Ti」なんかは2022年現在でもミドルハイくらいの性能で余裕で使えます。

しかしハイエンドモデルはやはり価格が高く、エントリークラス~ミドルスペックのゲーミングPCを多くの方は購入しているはずです。

これはSteamの調査でどのグラボが良く使われているかを表していますが、各世代のロースペック~ミドルスペックのグラボが多く使われていることが分かります。

同じシリーズで比較した時に低い性能のグラボほど、この先性能面での寿命に悩まされやすくなるでしょう。

 

最新のゲームがとりあえず動いてくれればいいというのであれば、どんなグラボでも10年間でも使っていけると思います。

2013年頃のロースペックであるGTX760でもApexはプレイ可能です。

ただ144fpsとか240fpsを出したいとかであれば、ミドルスペックでは2~3年、ハイエンドで5年程でスペック不足を感じるようになるでしょう。

 

この先長いこと快適にゲームプレイしたいのであれば高性能ゲーミングPCの購入を検討するようにしましょう。

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もしくは最低限のスペックで数年おきに更新していくかですね。

 

物理面での寿命

物理面での寿命というとシンプルに壊れることです。寿命というと壊れることをイメージする方も多いでしょう。

pcパーツ

パソコンは複数のパーツが組み合わさっており、どのパーツが欠けたとしても正常に動作しなくなります。

一日の使用時間やどれくらいの負荷をかけるかによって寿命は異なるので、一概にどれくらい持つかどうかは断言できない。

個体差もあるので壊れるときは直ぐにでも壊れるし、5年10年と長く使えることもあるでしょう。

残念ながら筆者は、2~3年程で買い替えてきており故障により使えなくなったという経験は無い。

 

ゲーミングPCの寿命を長持ちさせるには

ノートよりもデスクトップ

ノートデメリット

  • 熱がこもりやすい
  • パーツ交換が困難
  • デスクトップよりも性能が低い

ゲーミングPCの寿命を長持ちさせるにはというか大前提としてデスクトップの方が寿命が長いです。なので個人的にはゲーミングPCはデスクトップをおすすめしています。

ノートはデスクトップに比べて小さい上に、その小さな本体にモニターやキーボードも一体となっていて、より熱を発生しやすいです。

本体が小さいという事は熱もこもりやすいしファンの性能面でも劣るので、熱が天敵であるパソコンパーツの故障に繋がりやすい。

ノートはパーツ交換も困難、もしくは不可能だったりもします。デスクトップなら壊れたパーツを交換すれば対応出来たりと寿命を延ばすことが可能です。

 

またPCパーツはデスクトップ用とノート用に分けられる。当然デスクトップ用の大きなグラボ等がノートに入る訳もありません。

例えば同じRTX3060という名前のグラボでもデスクトップ用の方が高性能だったりします。その上デスクトップの方が安い。

なので同じ予算でもデスクトップの方がスペック面での寿命も長持ちさせることが可能です。

 

このことからゲーミングPCを長く使うにはノートよりもデスクトップがおすすめです。

ゲーミングPCはデスクトップかノートどちらにすべき?

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高品質電源ユニットを選ぶ

電源ユニットは全てのパーツを動かすのに必要な電気を流す役割があるので人の体に例えて『心臓』とも言われる。

この電源ユニットが故障すると異常な電流を流してしまったりする恐れがあります。全てのパーツに電気を供給しており、異常電流を流すとなんとなく悪いというのはイメージできるはずです。

電源ユニットの故障が原因で他の全てのパーツが壊れることがあるので電源は高品質なものを選ぶようにしたいです。

 

出力
規格 20% 50% 100%
80PLUS STANDARD 80% 80% 80%
80PLUS BRONZE 82% 85% 82%
80PLUS SILVER 85% 88% 85%
80PLUS GOLD 87% 90% 87%
80PLUS PLATINUM 90% 92% 89%
80PLUS TITANIUMU 92% 94% 90%

選ぶ基準としては80PLUSというものがあります。

これの高いグレードの物を選ぶことで、効率よく電流を変換することが出来るので、負荷が少なくなり故障のリスクを抑えてくれます。

また電気代削減にも繋がります。

 

あとは信頼できるメーカー製の電源を選ぶなどですね。

詳しくは下記記事にて解説していますので、是非参考にしてみてください。

ゲーミングPC 電源 選び方
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定期的な清掃

パソコン内部には知らず知らずのうちに埃が溜まってきてしまいます。

パソコンにはファンが搭載されています。ゲーミングPCにもなると3つとか4つとかになります。

このファンの役割は単に風を当てるだけではなく、冷たい(PC内部に比べて)外気を取り込む吸気と、内部の熱を外に出す排気の2種類がある。

 

めっちゃシンプルにエアフロー(空気の流れ)を図解するとこんな感じ。

埃が溜まることでエアフローが悪くなってしまい、結果的に排熱が上手くいかずパーツに負荷を与えることになります。

 

定期的に清掃をしてあげることで適切なエアフローが保たれ、パーツを冷やしてくれるので寿命を長くすることに繋がります。

 

BTOパソコンメーカーの保証

保証期間 延長保証 延長保証料金
パソコン工房 1年 3・4年 本体価格の10%~20%
ツクモ 1年 3年 およそ本体価格の5%~7%
ドスパラ 1年 2~5年 本体価格の6%~18%
G-Tune 1年 3年 7,700円~(プラン多数)
ストーム 1年 3年 6,000円・12,000円
フロンティア 1年 3年 11,000円
SEVEN 1年 3年 本体価格の10%
アーク 1年 3年 本体価格の10%
サイコム 1年 3年 本体価格の5%
VSPEC 1年 2・3年 12,100・24,200円

物理的に故障してしまった場合、BTOパソコンであれば保証があるので修理対応して貰うことが可能です。

延長保証はほとんどのメーカーで最長3年間となっています。

パソコン工房では最長4年間、ドスパラでは最長5年間と少しだけ長い保証を受けることが出来る。

どこのメーカーでも最低1年間は標準保証付きなので安心してほしい。

もちろん1年以内に壊れることのほうが珍しいと言えば珍しいし、不安な場合は延長保証を付けるなどして対応しましょう。

BTOパソコンメーカーの保証期間や料金を比較・解説

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ゲーミングPCの寿命 まとめ

ポイント

  • 性能面と物理面での寿命がある
  • 性能面では2~5年くらい
  • 物理面は一概には明言できない
  • 寿命を延ばす方法もある(PC選び、清掃)

ゲーミングPCの寿命について解説してきました。

パソコンにおける寿命は皆さんが考えるであろう故障など物理面での寿命と、スペック不足により快適に使えなくなる性能面での寿命があります。

性能面ではグレードによってこの先何年快適に使えるかは違ってきますが、ロースペックでは2年程度、ハイスペックでは5年程度と考えておきましょう。

物理面では1日の使用時間やかかる負荷によって異なりますので一概にはどれくらいで故障してしまうかは明言できません。購入後すぐにでも壊れることもあれば、10年間一度も不具合なく使える場合もあります。

少しでも寿命を延ばしたいと考えるなら、デスクトップを選んだり、定期的な清掃を心がけましょう。

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