悩み
ゲーミングPCの熱対策の必要性はどれくらい?熱対策にはどのようなものがある?
このような方向けの記事です。
本記事の内容
- ゲーミングPCの熱対策の必要性
- ゲーミングPC 購入前に考える熱対策
- ゲーミングPC 購入後にできる熱対策
初めてゲーミングPCを購入する際には熱に対して気を使っている方はほとんどいらっしゃらないはず。
BTOパソコンメーカーで購入しようとしても注意してくれる人もいないので当然だと思います。
しかしゲーミングPCでは熱対策が非常に重要な事なので、気にすべきポイントです。
本記事では熱対策の必要性と熱対策ついて解説しています。
ゲーミングPCを買いたい方、使っている方は必見です。
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初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
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ゲーミングPCの熱対策の必要性
ゲーミングPCでの主な用途はゲームだと思いますが、ゲームはPCの作業の中でも高負荷な部類になります。
負荷が高いと各パーツが発熱により高温になります。
パーツが高温のまま使用を続けることは大きなデメリットです。熱対策の必要性は以下の通り。
ゲーミングPC 熱対策の必要性
- パフォーマンスの低下を防ぐ
- パソコンの寿命を長持ちさせる
パフォーマンスの低下を防ぐ
パーツが高熱になることで熱暴走を引き起こし本来のパフォーマンスを発揮できなくなることがあります。
具体的に言うとゲームのフレームレート低下によりカクつき快適にプレイすることが出来なくなります。
▽ フレームレートとは(クリックで詳細)
1秒間にどれくらい描画されているかのこと
fps(frame per second)で表されることが一般的です。1秒間に30枚の絵が描画されるものを30fps、60枚なら60fpsになる。
パラパラ漫画を思い浮かべてもらえると分かりやすいと思います。1秒間に30枚の絵よりも60枚の方が滑らかに見えるはずです。
最近の理想は144fps以上出せること。
スペックが60fpsギリギリのものなら50fpsや40fpsしか出せなくなったりするので性能を最大限引き出すためにも熱対策は必要です。
パソコンの寿命を長持ちさせる
パーツが高熱になることで負荷も大きく、熱暴走によりダメージが蓄積し、結果寿命が短くなる可能性があります。
ほとんどのBTOパソコンメーカーでは標準で1年間の保証が付いているものの、延長保証を付けていないと1年以降に故障してしまった場合には修理費が必要になってきます。
単に修理費以前に故障により使えない期間が出来るのも嫌ですよね。
更に言えばゲーミングPCは最低限10万円以上と決して安くありません。故障したからと言ってなかなか買い直しが利かないので長く使っていきたいです。
ゲーミングPC 購入前に考える熱対策
これからゲーミングPCを購入しようと考えている方に向けての熱対策のお話です。
購入前にあらかじめ熱対策ができていると後々から楽なので是非、以下の事を検討してみて欲しいです。
ノートよりはデスクトップ
ゲーミングPCに限らず、パソコンを購入するとなるとノート型かデスクトップ型かの2択になるかと思います。
熱対策に焦点を絞るならノート型よりもデスクトップ型がおすすめです。
ノート型は本体が小さく持ち運びができるという利点がありますが、その小ささが故に熱がこもりやすく排熱能力がどうしても低いです。
また分解できない(やりづらい)ことがほとんどで、この後紹介しますが、PC内部の掃除が非常に困難です。
熱対策という観点以外でも単にデスクトップの方がコスパが良かったり拡張性が高かったりもします。
このような点からゲーミングPCはノートよりもデスクトップをおすすめしています。
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ゲーミングPCはデスクトップかノートどちらにすべき?
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ミドルタワーケース以上を選ぶ
|
幅(mm) |
奥行(mm) |
高さ(mm) |
スリム |
98 |
380 |
340 |
ミニタワー |
180 |
406 |
358 |
ミドルタワー |
190 |
475 |
435 |
フルタワー |
235 |
612 |
548 |
参照:PCケース|TSUKUMO
BTOパソコンメーカーで販売されているほとんどのゲーミングPCはミニタワーかミドルタワーというサイズのケースが用いられています。
可能ならミドルタワーケースもしくはフルタワーを選ぶようにすると熱対策になります。とはいえフルタワーは非常に大きいので置き場所も限られてきたりするのでミドルタワーで十分だと思います。
例えばですけど、6畳用のエアコン暖房で部屋を暖める時に、6畳の部屋と10畳の部屋ではどちらの方が暖かくなりますか?当然6畳用ですよね。
それはPCケースでも同じことで、ケース内の空間が小さいと熱がこもりやすくなります。もちろんファンで内部の熱を排気したりしますが、ケースが大きいほうが余裕が生まれます。
その為、可能ならミドルタワーケースのゲーミングPCを選ぶことをおすすめします。
しかしBTOパソコンメーカーによってはケースを選択できない場合もあります。そのようなメーカーではスペックに応じてケースサイズが定められています。
具体的にはRTX3060 Tiくらいまでの性能ならミニタワーケースなことが多いです。逆にRTX3070以上ではミドルタワー以上を採用しているメーカーがほとんどでしょう。
しかし、RTX3070以上となるとやはりそれなりに価格も高いです。低予算のローエンド~ミドルスペックくらいのゲーミングPCが欲しい方はミニタワーになってしまうことがあります。
その対策としてはケースを自由に選べるメーカーでゲーミングPCを購入するようにすると良いでしょう。
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【かっこいい】ケースを選べるBTOパソコンメーカー紹介
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水冷CPUクーラー搭載
CPUクーラーには主に「空冷」と「水冷」の2種類が存在します。
どちらもその名の通りですけど、空冷は風(空気)で冷やすもの、水冷は水で冷やすものです。
一般的には水冷の方が冷却性能が高いとされているので、水冷CPUクーラーを搭載したゲーミングPCを購入するのも熱対策となるでしょう。
とはいえローエンド~ミドルスペックくらいなら空冷でも十分に冷えることもあります。
空冷・水冷どちらを選べば良いのか、それぞれのメリットやデメリット、水冷CPUクーラー搭載ゲーミングPCを購入できるBTOメーカーなど下記記事にて紹介しています。
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ゲーミングPCのCPUクーラーは水冷か空冷どっちが良いのか解説
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もちろん購入後でも自身でCPUクーラーの交換は可能ではあるのですが、難易度が高いです。その為、ここでは購入前に考えるようにと紹介しました。
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ゲーミングPCのパーツ交換は簡単?パーツごとの難易度を解説
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ケースファン増設カスタマイズ
中にはケースファンを増設カスタマイズできるBTOパソコンメーカーもあります。
ケースファンの役割は単に風を当ててパーツを冷やすだけではなく、外部の冷たい空気を取り入れる吸気とケース内部の暖かい空気を外に出す排気という役割も持っています。
ゲーミングPCではこの吸気と排気を組み合わせたエアフロー(空気の流れ)が重要です。ケースファンを増設することでエアフローをしっかりと構築できるかもしれません。
PCのエアフロー図
一般的には前面から冷たい空気を取り入れて、トップや背面から内部の熱気を排出するエアフローが良いとされています。
ケースファンを増設しておくことで冷却性能は上がるので熱対策となるでしょう。
高品質な電源
高品質な電源を選ぶことで発熱を抑えることが出来ます。
ここで言う高品質とは80PLUSの高グレードのことを指しています。
BTOパソコンのサイトなどを見ているとこのようなマークをみかけたことがあるかもしれません。これが80PLUSというものです。
80PLUSとは
デスクトップPCは電源ユニットとコンセントを繋ぎ電気を受け入れています。コンセントは交流ですが、PCや家電は直流で動作します。
電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
とりあえず現在販売している電源ユニットは最低でも80PLUS BRONZE以上になってきます。
|
出力 |
規格 |
20% |
50% |
100% |
80PLUS STANDARD |
80% |
80% |
80% |
80PLUS BRONZE |
82% |
85% |
82% |
80PLUS SILVER |
85% |
88% |
85% |
80PLUS GOLD |
87% |
90% |
87% |
80PLUS PLATINUM |
90% |
92% |
89% |
80PLUS TITANIUM |
92% |
94% |
90% |
グレードが高いほど変換効率が高く、電源への負荷が小さいので発熱を抑えることが出来るんですね。
ほとんどのBTOメーカーでは電源のカスタマイズで高グレード電源へ変更することが可能です。可能なら80PLUS GOLD以上を選んでおくと良いでしょう。
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ゲーミングPCの電源ユニット選び方とおすすめメーカー
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ゲーミングPCの買った後に出来る熱対策
これまでゲーミングPC購入前に考える熱対策を紹介してきましたが、次からは既に購入してしまっている方に向けての熱対策のお話をしていきます。
購入して間もない頃は問題は無かったけど、最近動作がおかしいなと感じている方はもしかすると改善できるかもしれません。
部屋の温度を見直す
部屋の温度が高いとパーツの冷却が上手く行えないはずです。
冬場は暖房でも使用しない限りは部屋の温度は低いでしょうから問題ないでしょう。暖房を使っていてもせいぜい20度前後ですかね。
夏場は部屋の温度もかなり上がるので冷房を使用するなど工夫は必要です。
PCの冷却は主にケースファンで行っていますが、外の冷たい空気(ケース内部に比べて)を取り入れて風を当てて冷やすようにしています。
部屋の温度が高いと、取り入れる空気も暖かいために満足にパーツを冷やせなくなってしまいます。
部屋の温度が高すぎないか見直すようにしましょう。
PC内部のほこり除去
これはかなりひどいw
PC内部のほこりを掃除するようにしましょう。
どうしてもしばらく使用しているとファンの羽や、ほこりフィルターのメッシュにほこりが蓄積してきてしまいます。
ほこりがあることで熱が溜まりやすくなったり、エアフローの邪魔になったりするので、熱のこもる原因となります。
数ヶ月に1回程度はメンテナンスを実施してみてください。
ケースファン増設
購入前にカスタマイズでケースファンを増設することも対策として紹介してきましたが、購入後でもケースファンの増設は可能です。
PCケースによってケースファン搭載可能数や位置は違うのが何とも言えないところですが、空きがあるならケースファンを増設してみても良いでしょう。
リンク
このようなLEDのないケースファンや単色に光るファンなら簡単に増設できると思います。
逆に好きな色に変更できるようなRGBファンやアドレサブルRGBでは2つの端子を接続しないといけなかったり多少知識が必要になります。
調べながらなら出来そうという方で光らせたいならRGBファンなどを購入しても良いでしょう。
リンク
ゲーミングPC 熱対策 まとめ
まとめ
- ゲーミングPCの熱対策は重要
- 購入前に考えておくと楽
- 購入後でもできることはある
ゲーミングPCの熱対策について解説してきました。
熱対策を疎かにしていると性能を最大限に引き出せなくなってしまったり、故障や短寿命に繋がります。
その為ゲーミングPC購入前にできることを考えておくと何かと楽なのでおすすめです。
もちろん既に購入している方でもできる熱対策はありますので是非実践してみてください。
ゲーミングPC
ゲーミングPCの排熱対策|購入前と後に出来ること
このような方向けの記事です。
本記事の内容
初めてゲーミングPCを購入する際には熱に対して気を使っている方はほとんどいらっしゃらないはず。
BTOパソコンメーカーで購入しようとしても注意してくれる人もいないので当然だと思います。
しかしゲーミングPCでは熱対策が非常に重要な事なので、気にすべきポイントです。
本記事では熱対策の必要性と熱対策ついて解説しています。
ゲーミングPCを買いたい方、使っている方は必見です。
こちらもCHECK
初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
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ゲーミングPCの熱対策の必要性
ゲーミングPCでの主な用途はゲームだと思いますが、ゲームはPCの作業の中でも高負荷な部類になります。
負荷が高いと各パーツが発熱により高温になります。
パーツが高温のまま使用を続けることは大きなデメリットです。熱対策の必要性は以下の通り。
ゲーミングPC 熱対策の必要性
パフォーマンスの低下を防ぐ
パーツが高熱になることで熱暴走を引き起こし本来のパフォーマンスを発揮できなくなることがあります。
具体的に言うとゲームのフレームレート低下によりカクつき快適にプレイすることが出来なくなります。
▽ フレームレートとは(クリックで詳細)
1秒間にどれくらい描画されているかのこと
fps(frame per second)で表されることが一般的です。1秒間に30枚の絵が描画されるものを30fps、60枚なら60fpsになる。
パラパラ漫画を思い浮かべてもらえると分かりやすいと思います。1秒間に30枚の絵よりも60枚の方が滑らかに見えるはずです。
最近の理想は144fps以上出せること。
スペックが60fpsギリギリのものなら50fpsや40fpsしか出せなくなったりするので性能を最大限引き出すためにも熱対策は必要です。
パソコンの寿命を長持ちさせる
パーツが高熱になることで負荷も大きく、熱暴走によりダメージが蓄積し、結果寿命が短くなる可能性があります。
ほとんどのBTOパソコンメーカーでは標準で1年間の保証が付いているものの、延長保証を付けていないと1年以降に故障してしまった場合には修理費が必要になってきます。
BTOパソコンメーカーの保証期間や料金を比較・解説
単に修理費以前に故障により使えない期間が出来るのも嫌ですよね。
更に言えばゲーミングPCは最低限10万円以上と決して安くありません。故障したからと言ってなかなか買い直しが利かないので長く使っていきたいです。
ゲーミングPC 購入前に考える熱対策
これからゲーミングPCを購入しようと考えている方に向けての熱対策のお話です。
購入前にあらかじめ熱対策ができていると後々から楽なので是非、以下の事を検討してみて欲しいです。
ノートよりはデスクトップ
ゲーミングPCに限らず、パソコンを購入するとなるとノート型かデスクトップ型かの2択になるかと思います。
熱対策に焦点を絞るならノート型よりもデスクトップ型がおすすめです。
ノート型は本体が小さく持ち運びができるという利点がありますが、その小ささが故に熱がこもりやすく排熱能力がどうしても低いです。
また分解できない(やりづらい)ことがほとんどで、この後紹介しますが、PC内部の掃除が非常に困難です。
熱対策という観点以外でも単にデスクトップの方がコスパが良かったり拡張性が高かったりもします。
このような点からゲーミングPCはノートよりもデスクトップをおすすめしています。
ゲーミングPCはデスクトップかノートどちらにすべき?
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ミドルタワーケース以上を選ぶ
参照:PCケース|TSUKUMO
BTOパソコンメーカーで販売されているほとんどのゲーミングPCはミニタワーかミドルタワーというサイズのケースが用いられています。
可能ならミドルタワーケースもしくはフルタワーを選ぶようにすると熱対策になります。とはいえフルタワーは非常に大きいので置き場所も限られてきたりするのでミドルタワーで十分だと思います。
例えばですけど、6畳用のエアコン暖房で部屋を暖める時に、6畳の部屋と10畳の部屋ではどちらの方が暖かくなりますか?当然6畳用ですよね。
それはPCケースでも同じことで、ケース内の空間が小さいと熱がこもりやすくなります。もちろんファンで内部の熱を排気したりしますが、ケースが大きいほうが余裕が生まれます。
その為、可能ならミドルタワーケースのゲーミングPCを選ぶことをおすすめします。
しかしBTOパソコンメーカーによってはケースを選択できない場合もあります。そのようなメーカーではスペックに応じてケースサイズが定められています。
具体的にはRTX3060 Tiくらいまでの性能ならミニタワーケースなことが多いです。逆にRTX3070以上ではミドルタワー以上を採用しているメーカーがほとんどでしょう。
+ グラボ性能を見る
しかし、RTX3070以上となるとやはりそれなりに価格も高いです。低予算のローエンド~ミドルスペックくらいのゲーミングPCが欲しい方はミニタワーになってしまうことがあります。
その対策としてはケースを自由に選べるメーカーでゲーミングPCを購入するようにすると良いでしょう。
【かっこいい】ケースを選べるBTOパソコンメーカー紹介
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水冷CPUクーラー搭載
CPUクーラーには主に「空冷」と「水冷」の2種類が存在します。
どちらもその名の通りですけど、空冷は風(空気)で冷やすもの、水冷は水で冷やすものです。
一般的には水冷の方が冷却性能が高いとされているので、水冷CPUクーラーを搭載したゲーミングPCを購入するのも熱対策となるでしょう。
とはいえローエンド~ミドルスペックくらいなら空冷でも十分に冷えることもあります。
空冷・水冷どちらを選べば良いのか、それぞれのメリットやデメリット、水冷CPUクーラー搭載ゲーミングPCを購入できるBTOメーカーなど下記記事にて紹介しています。
ゲーミングPCのCPUクーラーは水冷か空冷どっちが良いのか解説
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もちろん購入後でも自身でCPUクーラーの交換は可能ではあるのですが、難易度が高いです。その為、ここでは購入前に考えるようにと紹介しました。
ゲーミングPCのパーツ交換は簡単?パーツごとの難易度を解説
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ケースファン増設カスタマイズ
中にはケースファンを増設カスタマイズできるBTOパソコンメーカーもあります。
ケースファンの役割は単に風を当ててパーツを冷やすだけではなく、外部の冷たい空気を取り入れる吸気とケース内部の暖かい空気を外に出す排気という役割も持っています。
ゲーミングPCではこの吸気と排気を組み合わせたエアフロー(空気の流れ)が重要です。ケースファンを増設することでエアフローをしっかりと構築できるかもしれません。
PCのエアフロー図
一般的には前面から冷たい空気を取り入れて、トップや背面から内部の熱気を排出するエアフローが良いとされています。
ケースファンを増設しておくことで冷却性能は上がるので熱対策となるでしょう。
高品質な電源
高品質な電源を選ぶことで発熱を抑えることが出来ます。
ここで言う高品質とは80PLUSの高グレードのことを指しています。
BTOパソコンのサイトなどを見ているとこのようなマークをみかけたことがあるかもしれません。これが80PLUSというものです。
80PLUSとは
デスクトップPCは電源ユニットとコンセントを繋ぎ電気を受け入れています。コンセントは交流ですが、PCや家電は直流で動作します。
電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
とりあえず現在販売している電源ユニットは最低でも80PLUS BRONZE以上になってきます。
グレードが高いほど変換効率が高く、電源への負荷が小さいので発熱を抑えることが出来るんですね。
ほとんどのBTOメーカーでは電源のカスタマイズで高グレード電源へ変更することが可能です。可能なら80PLUS GOLD以上を選んでおくと良いでしょう。
ゲーミングPCの電源ユニット選び方とおすすめメーカー
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ゲーミングPCの買った後に出来る熱対策
これまでゲーミングPC購入前に考える熱対策を紹介してきましたが、次からは既に購入してしまっている方に向けての熱対策のお話をしていきます。
購入して間もない頃は問題は無かったけど、最近動作がおかしいなと感じている方はもしかすると改善できるかもしれません。
部屋の温度を見直す
部屋の温度が高いとパーツの冷却が上手く行えないはずです。
冬場は暖房でも使用しない限りは部屋の温度は低いでしょうから問題ないでしょう。暖房を使っていてもせいぜい20度前後ですかね。
夏場は部屋の温度もかなり上がるので冷房を使用するなど工夫は必要です。
PCの冷却は主にケースファンで行っていますが、外の冷たい空気(ケース内部に比べて)を取り入れて風を当てて冷やすようにしています。
部屋の温度が高いと、取り入れる空気も暖かいために満足にパーツを冷やせなくなってしまいます。
部屋の温度が高すぎないか見直すようにしましょう。
PC内部のほこり除去
これはかなりひどいw
PC内部のほこりを掃除するようにしましょう。
どうしてもしばらく使用しているとファンの羽や、ほこりフィルターのメッシュにほこりが蓄積してきてしまいます。
ほこりがあることで熱が溜まりやすくなったり、エアフローの邪魔になったりするので、熱のこもる原因となります。
数ヶ月に1回程度はメンテナンスを実施してみてください。
ケースファン増設
購入前にカスタマイズでケースファンを増設することも対策として紹介してきましたが、購入後でもケースファンの増設は可能です。
PCケースによってケースファン搭載可能数や位置は違うのが何とも言えないところですが、空きがあるならケースファンを増設してみても良いでしょう。
このようなLEDのないケースファンや単色に光るファンなら簡単に増設できると思います。
逆に好きな色に変更できるようなRGBファンやアドレサブルRGBでは2つの端子を接続しないといけなかったり多少知識が必要になります。
調べながらなら出来そうという方で光らせたいならRGBファンなどを購入しても良いでしょう。
ゲーミングPC 熱対策 まとめ
まとめ
ゲーミングPCの熱対策について解説してきました。
熱対策を疎かにしていると性能を最大限に引き出せなくなってしまったり、故障や短寿命に繋がります。
その為ゲーミングPC購入前にできることを考えておくと何かと楽なのでおすすめです。
もちろん既に購入している方でもできる熱対策はありますので是非実践してみてください。
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