このような方向けの記事です。
本記事の内容
- BTOパソコンの保証の必要性
- BTOパソコンメーカー保証比較/解説
- BTOパソコン 保証の注意点
- 保証はメーカー選びの判断材料の一つに過ぎない
ゲーミングPCを購入する際にはBTOパソコンメーカーの保証内容や期間は気になる方も多いでしょう。
というのもゲーミングPCは最低限10万円程度と決して安い買い物ではありません。
故障などで動作しなくなっては大変ですよね。
本記事ではBTOパソコンメーカーの保証内容や期間、料金について比較し解説しています。
BTOメーカーの保証について気になっている方は必見です。
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BTOパソコンの保証の必要性
パソコンについての知識のない方にとってはBTOメーカーの保証は命といっても過言ではないでしょう。
パソコンもそうそう簡単に故障することは無いですが、故障しないとも言い切れません。
仮に故障した際に有識者でもどこが故障したのかや原因を突き止めるのに多少の時間を要します。
パソコンの知識のない方は故障の原因を突き止めることやパーツ交換なんて不安でしかないですよね。
しかしBTOパソコンメーカーでは保証が1年間は必ずありますので、急にパソコンが動かなくなったとか故障した場合でも、言い方は悪いかもしれませんが修理を丸投げ出来ます。
パソコンについての知識のない方は、保証内容でBTOパソコンメーカーを選ぶのも一つです。
BTOパソコンメーカーの保証 比較
保証期間 | 延長保証 | 延長保証料金 | |
パソコン工房 | 1年 | 3・4年 | 本体価格の10%~20% |
ツクモ | 1年 | 3年 | およそ本体価格の5%~7% |
ドスパラ | 1年 | 2~5年 | 本体価格の6%~18% |
マウスコンピューター | 1年 | 3年 | 7,700円~(プラン多数) |
ストーム | 1年 | 3年 | 6,000円・12,000円 |
フロンティア | 1年 | 3年 | 11,000円 |
SEVEN | 1年 | 3年 | 本体価格の10% |
アーク | 1年 | 3年 | 本体価格の10% |
サイコム | 1年 | 3年 | 本体価格の5% |
VSPEC | 1年 | 2・3年 | 12,100・24,200円 |
パソコン工房 保証解説
パソコン工房ではカスタマイズ画面にて任意の保証内容を選択することが出来ます。
最長4年間保証と他社に比べて長めなのが特徴でしょう。
物損保証があるのも安心な点かもしれません。パソコンを落とすなど物理的に壊してしまった場合でも無償で保証してくれるという内容ですね。
パソコン工房はゲーミングPCの価格設定自体が他社に比べて安いので、総合的に見てもお得に購入できるメーカーでしょう。
ツクモ 保証解説
ツクモではカスタマイ後にカートに入れ、カート内商品一覧画面にて延長保証を選択することが出来ます。
保証選択時の料金は商品価格によって定められているようで、非常に細かく区分けされているので公式サイトにて確認して頂ければと思います。
例えば上記の画像では本体価格の約5%で3年保証を付けることが出来るので、結構お得に感じます。
見た感じだとどんなに高くても7%程で保証を付けられるようなので保証金額は他メーカーよりは安そうです。
ドスパラ 保証解説
ドスパラではカスタマイズ画面にて保証内容を選択することが出来ます。
延長保証期間も2~5年からと選択肢が潤沢です。
延長保証の料金は下記の通り。
基本保証 | 無料 |
2年間延長保証 | 6,598円または本体価格の6% |
3年間延長保証 | 10,998円または本体価格の10% |
4年間延長保証 | 14,298円または本体価格の13% |
5年間延長保証 | 19,798円または本体価格の18% |
3年保証ではツクモの方が安く、4年保証はパソコン工房の方が安いといった結果に。
ただ5年保証は唯一無二なので5年保証が欲しい場合はドスパラでの購入を余儀なくされますね。
マウスコンピューター 保証解説
マウスコンピューターではカスタマイズ画面にて保証内容を選択することが出来ます。
選択できるプランや販売しているパソコンのブランドが数多くあり、料金体制は結構複雑なので、公式サイトにて確認いただければと思います。
本体価格の割合ではなくプランによって固定料金なので、購入するPCの価格によっては他メーカーよりもお得に保証を付けられるはずです。
マウスコンピューターでは24時間365日電話サポートにも対応しているので、いつ何時でも困った際に助けを求めることが出来るのも魅力的でしょう。
ストーム 保証解説
ストームではカスタマイズ画面にて延長保証を選択することが出来ます。
サーバー、ハイスペックPC(300,000円~) | 12,000円 |
スタンダードPC(~299,999円) | 6,000円 |
エントリーPC(~49,999円?) | 4,000円 |
購入するパソコンのグレードによって料金が設定されているようです。
確認した所30万円以上のパソコンでは追加料金12,000円だったのでハイスペックPCは30万円以上みたいです。
確認時に一番安いPCが87,700円で、追加料金は6,000円でした。
残念ながらエントリーPCに設定されている4,000円の保証を付けられる商品が品切れの為に確認することが出来ませんでした。5万円未満なんじゃないかなとは思います。
ただストームでは保証といっても修理基本料やマザーボード交換作業料が無料ではない点は注意が必要。
安心サポート追加パックに加入したとしても部品代のみはかかるようで完全無償保証ではないようですね。
ただ、多くの方はスタンダードPCに分類される価格のゲーミングPCを購入すると思います。それが6,000円で加入出来るので延長保証自体はかなりお得に付けることが出来るでしょう。
フロンティア 保証解説
フロンティアではカスタマイズ画面にて保証メニューが存在しますが、確認時にはゲーミングPCでは延長保証を選択することが出来ませんでした。
グラボを搭載していないビジネス向けのPCでは3年保証の選択が可能でした。
より高額なゲーミングPCで延長保証に加入出来ないのは少し不親切だと感じましたね。
まぁ一応1年のセンドバック保証はありますので、それでも十分ならフロンティアで購入しても良いでしょう。
SEVEN 保証解説
SEVENではカスタマイズ画面にて延長保証の選択が可能です。
本体価格が8万円(税込)未満の場合 | 一律8,000円 |
本体価格が8万円(税込)以上の場合 | 購入金額の10% |
料金設定は上記のようになっています。
ゲーミングPCの購入であれば購入金額の10%が適用されるでしょう。3年保証としては一般的な価格設定ですね。
アーク 保証解説
アークではカスタマイズ画面にて3年間保証を選択することが出来ます。
料金は一律で本体代金の10%で3年間保証としては一般的な価格ですね。
丁度本記事を執筆した時に確認した所、標準金額から割引していたり、時期によってはお得に延長保証を付けることが出来るかもしれません。
サイコム 保証解説
サイコムではカスタマイズ画面にて延長保証を選択することが出来ます。
商品金額が80,000円(税込)以下の場合 | 一律4,000円 |
商品金額が80,001円(税込)以上の場合 | 商品金額の5% |
延長保証の料金は上記のようになっています。
3年間の保証で5%は他社の半額くらいなので延長保証自体はかなり安く付けることが出来るでしょう。
VSPEC 保証解説
VSPECではカスタマイズ画面にて2年保証か3年保証か選択することが出来ます。
料金は2年保証で+12,100円、3年保証で+24,200円と一律のようです。
3年保証では25万円以上のゲーミングPCだと一般的な10%を下回るようになる感じですね。
ただVSPECはシンプルに高いので、よっぽどパーツにこだわりが無ければ中々選択肢に挙げ辛いメーカーだと思います。
保証対象外に注意
保証対象期間内だからといって、どんな場合でも保証してくれる訳では無い事には注意しておきましょう。
どのメーカーも保証規定があり、その対象外であれば有償修理になったり、そもそも修理を受け付けてもらえなくなったりします。
例えば、BTOパソコンをとりあえず買って、後から自分でスペックアップの為に改造(増設)したいと考えている方も危ないです。
保証を受けたいのであれば、しっかりと各メーカーの保証規定を確認の上、それに則った正しい運用を心がけましょう。
BTOの保証内容や期間は比較対象の一環にすぎない
これまでBTOパソコン各メーカーの保証期間や料金について解説してきました。
メーカーによって延長保証選択時の料金は異なりますので、当然お得に延長保証を付けることが出来るメーカーもあります。
しかし保証内容や期間はBTOメーカー選びの比較対象の一環です。
- 単純にコスパの良いメーカー
- 納期の速いメーカー
- デザインが豊富なメーカー
などなど、メーカーを選ぶ際に見るべきポイントは保証以外にもあるという事は覚えておきましょう。
当サイトではBTOパソコンメーカーを細かく比較していますので、そちらも参考にしてみてください。
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BTOパソコン購入者必見おすすめメーカー20社比較【2024年】
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個人的にはストームが一番魅力的です。他者を圧倒するコスパを実現しており、デザインも優秀なゲーミングPCが販売されています。
保証内容は他社に劣ってしまうかもしれませんが、保証加入価格も決して高くありませんし、部品代8,000円を考慮しても全然お得だと言えます。
ゲーミングPCの選び方
どこのメーカーで買いたいかを決めればいよいよゲーミングPCを選ぶわけですが、どうやって選ぶべきかも知っておく必要があるでしょう。
決して安い買い物ではないので、スペック選びに失敗すると後悔するかもしれないからです。
実際私も初めてゲーミングPCを購入した時は予算をケチって低スペックグラボ搭載の物を買いました。
なのでゲーミングPCのスペック決めに関してはしっかりと考えるようにしましょう。
基本的にはグラボから選ぶようにすると良いでしょう。
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 SUPER | |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti SUPER | 4K 高画質 |
NEW! RTX4070 Ti | |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
NEW! RTX4070 SUPER | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti(販売終了) | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070(販売終了) | |
NEW! RTX4060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
NEW! RTX4060 | |
RTX3060 Ti | |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
グラボさえ決めてしまえばBTOパソコンでは最適なCPUや電源が搭載されているので迷いが無くなります。
もちろん用途によってはCPUをアップグレードしたり、ストレージ(HDD , SSD)増設もした方が良いです。
ゲーミングPCの選び方については下記記事にて徹底解説していますので参考になるはずです。
-
初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
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BTOパソコンメーカー 保証 まとめ
保証期間 | 延長保証 | 延長保証料金 | |
パソコン工房 | 1年 | 3・4年 | 本体価格の10%~20% |
ツクモ | 1年 | 3年 | およそ本体価格の5%~7% |
ドスパラ | 1年 | 2~5年 | 本体価格の6%~18% |
マウスコンピューター | 1年 | 3年 | 7,700円~(プラン多数) |
ストーム | 1年 | 3年 | 6,000円・12,000円 |
フロンティア | 1年 | 3年 | 11,000円 |
SEVEN | 1年 | 3年 | 本体価格の10% |
アーク | 1年 | 3年 | 本体価格の10% |
サイコム | 1年 | 3年 | 本体価格の5% |
VSPEC | 1年 | 2・3年 | 12,100・24,200円 |
BTOパソコンメーカーの保証について比較、解説してきました。
純粋に保証期間が長いのはパソコン工房とドスパラでした。
3年間で良いのであれば、ツクモやストーム、サイコムは安く延長保証を付けられそうです。
とはいえ保証内容や期間はメーカー選びの判断材料の一つに過ぎないです。
当サイト『がじぇけん』ではBTOやゲーミングPCについての記事が多数ありますので是非目を通してみて頂ければ幸いです。