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- ゲーミングPCってどれくらい電気代がかかっているの?
このような方向けの記事になります。
ゲーミングPCって普通のPCに比べると性能が良いので電気代が高いんじゃないかと不安になりますよね。
本記事ではゲーミングPCの消費電力を実測したデータを元に電気代を算出しています。
先に言ってしまうと、とんでもない電気代がかかることは無いので安心してください。
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【2024年】予算別ゲーミングPCおすすめ!コスパや性能で選ぶべきモデル!
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ゲーミングPCの電気代の計算方法
電気代は「消費電力×使用時間×1kwh当たりの料金」から算出することが出来ます。
ちなみに1kwh当たりの料金は平均で27円とされていますので、本記事でも27円で計算していくようにします。
これからゲーミングPCを買う予定の方でざっくりとした電気代を知りたい場合は、ゲーミングPCの電源の容量から計算してみると良いでしょう。
実際に電源容量例から計算してみます。
500W電源
例えば、ローエンドモデルでは500Wくらいの電源が搭載されています。
500[W]÷1000×27[円]×1[h]=13.5円
500Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で13.5円の電気代がかかることが分かります。
500W÷1000の意味ですが、単位をKWに変換しています。1KW=1000Wなので〇Wを〇KWに変換する場合は1000で割ると良い。
KWに変換したものに1kWhの料金と使用時間をかけます。
500W電源使用時の電気代をまとめてみました。
1時間の使用で13.5円でそれが1か月で405円になり、1年間では4,860円という結果になりました。
だいたいどうでしょうか?一日の使用時間は2~4時間くらいですか?となると1か月あたり1,000円前後くらいでしょうか。
まぁ結構高くなっちゃいますよね。
750W電源
ミドルクラスでは750Wくらいの電源でしょうか?同じように計算してみます。
750[W]÷1000×27[円]×1[h]=20.25円
750Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で20.25円の電気代がかかることが分かります。どうでしょうか?案外安い?
しかしこれが一日数時間かつ30日となるとそれなりの料金となってくるんですね。
1000W電源
ハイスペックでは1000W電源が搭載されていたりします。同じように計算してみます。
1000[W]÷1000×27[円]×1[h]=27.0円
1000Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で27.0円の電気代がかかることが分かります。
電源容量は目安でしかない
ここまで、電気代の計算方法と各電源容量での大まかな電気代を計算してきました。
しかし500Wの電源を搭載しているからと言って消費電力は500Wではありません。同じように750W電源や1000W電源だからと言って消費電力が750Wや1000Wではありません。
というのもPCの電源は全てのパーツの合計消費電力の概ね2倍の容量の電源が搭載されているからです。
|
出力 |
規格 |
20% |
50% |
100% |
80PLUS STANDARD |
80% |
80% |
80% |
80PLUS BRONZE |
82% |
85% |
82% |
80PLUS SILVER |
85% |
88% |
85% |
80PLUS GOLD |
87% |
90% |
87% |
80PLUS PLATINUM |
90% |
92% |
89% |
80PLUS TITANIUM |
92% |
94% |
90% |
上記表は80PLUSの性能比較です。電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
ブロンズ以上では出力が50%の時の効率が一番高いことが分かります。
例えば500W電源であれば250W稼働している時が一番効率が良いということです。(1000Wであれば500W稼働時)
効率が高いと、負荷が少なくなったり、発熱を抑えられたり、電気代削減といったメリットがあります。
つまりゲームなど高負荷な作業をしている時に一番効率の良い状態にする為にPC電源は余裕を持った容量の物が搭載されています。
搭載されている電源容量の半分の値(500電源なら250Wくらい)が実際のゲーミングPCの負荷時の消費電力と見てよいでしょう。
次の項では私が使用しているゲーミングPC(850W電源)の消費電力を実測していきます。
ゲーミングPCの消費電力を実測
一応スペックはこんな感じです。
電源が850Wの80PLUS GOLDの物を使用しています。
現状ではミドルクラスの性能でしょうか。
計測にはサンワサプライのワットモニターというものを使用しています。もし欲しかったらチェックしてみてください。
リンク
ネットサーフィン等の軽い作業:150W
起動直後特に何もせず、デスクトップを眺めていたり、ネットサーフィンをしている時の消費電力はこのような感じ。
結構振れ幅が大きく40Wくらいは前後しますが、最低120W~最大165Wくらいでした。
その中でも150Wくらいの時間が長かったので、これくらいを採用。
ゲームプレイ:350W
Apex Legendsをプレイした時の消費電力はこんなものでした。画質はほぼ最低設定にしてあります。
消費電力は思ったよりも少ないですよね?850Wの電源を使用してるんですよ。
こちらも振れ幅は当然ですがありました。320W~360Wくらいでしたね。
とはいえ先ほどは例として500Wで計算してみましたが、それよりも少ない消費電力でプレイ出来るんですよね。
スリープ時:4.8W
スリープ時の消費電力はこんな感じです。
一時間当たり約0.13円です。
電気代を気にしてわざわざシャットダウンとかしなくても良いレベルなのでは無いでしょうか?
シャットダウン:4W
シャットダウン後の消費電力はこんな感じ。いわゆる待機電力というやつですね。
イスイ
こちらで1時間あたりの電気代を計算してみると約0.11円です。スリープ時の1時間あたりの電気代との誤差は僅か0.02円!!
使わない時は、つけっぱなしというかスリープにするだけでも全然良さそうなんですよね。
モニター
一応ゲーミングPCということでモニターも考慮しなくてはなりません。
もちろんデスクトップの話ですが。
ゲーミングノートの場合はモニターは基本的に無視しても良いでしょう。モニターにも拡張表示しているなら考慮しましょう。
24インチ FHD 60Hz
ごくごく普通の24インチのフルHD60HzモニターBenQ「Gw2470」の消費電力を計測してみました。
11~12Wくらいでした。
1時間あたり0.31円
24インチ FHD 144Hz
こちらは24インチ フルHD144HzのいわゆるゲーミングモニターであるBenQ「XL2411P」の消費電力です。
12~14Wくらいでした。さすがに60Hz用のモニターよりは消費電力は高めですかね。誤差みたいなもんですけど。
1時間あたり0.33円
27インチ 4K 60Hz
27インチの4Kモニターの消費電力です。
インチ数が一般的なゲーム向けの24インチより大きい分消費電力が高めかなと思います。
1時間あたり0.4円
ゲーミングPCの実際の電気代
私の環境(ミドルハイスペック)でのゲームプレイ時の消費電力350W、モニター2枚で30Wの計380Wと仮定して計算すると実際の電気代は以下のようになります。
一日あたりの使用時間 |
1日 |
30日(1ヶ月) |
12ヶ月 |
1時間 |
¥10.3 |
¥307.8 |
¥3,693.6 |
2時間 |
¥20.5 |
¥615.6 |
¥7,387.2 |
4時間 |
¥41.0 |
¥1,231.2 |
¥14,774.4 |
8時間 |
¥82.1 |
¥2,462.4 |
¥29,548.8 |
12時間 |
¥123.1 |
¥3,693.6 |
¥44,323.2 |
ゲームは多分やる日で一日4時間とかだと思います。それを毎日1ヶ月続けて1,231円という結果になりました。
ただ、毎日ゲームをやる訳ではないので実際にはもっと少ないと思います。
まぁほとんどの方が月に1,000円~2,000円程度になるのではないでしょうか。
グラボがあるだけで電気代は高くなる
グラボ有
グラボ無
ゲーミングPCと言うからには必ずグラボを搭載していると思いますが、それだけで電気代は高くなります。
当然グラボの消費電力が高いからですね。
上記画像は同じPCでグラボ有りと無しの時のそれぞれの消費電力を比較しています。グラボの有無以外(CPUやストレージ、ファン等)は全く同じスペックです。
どちらもデスクトップ表示させているだけの負荷の無い状態で計測しました。グラボ有で112W、グラボ無で42Wと2~3倍くらい変わってきます。
イスイ
ゲームしなくともグラボ搭載しているだけで電気代は高くなります!
もちろんグラボも性能によって消費電力はバラバラですので全てのゲーミングPCでこのようになるとは言えません。
ゲーミングPCの電気代を抑えるには?
高品質な電源を選ぶ
高品質な電源を選ぶことで大きくはないですけど電気代削減につながります。
ここでいう高品質とは、80PLUS認証の高グレード電源のことを指します。
80PLUS認証とは
デスクトップPCは電源ユニットとコンセントを繋ぎ電気を受け入れています。コンセントは交流ですが、PCや家電は直流で動作します。
電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
高グレードであればあるほど変換効率が良いので、電気を無駄に消費しなくて済むようになります。
|
出力 |
規格 |
20% |
50% |
100% |
80PLUS STANDARD |
80% |
80% |
80% |
80PLUS BRONZE |
82% |
85% |
82% |
80PLUS SILVER |
85% |
88% |
85% |
80PLUS GOLD |
87% |
90% |
87% |
80PLUS PLATINUM |
90% |
92% |
89% |
80PLUS TITANIUM |
92% |
94% |
90% |
現在BTOパソコンでは最低でも80PLUS BRONZEが採用されています。
逆にTITANIUMはBTOでは滅多に見かけませんが、最大効率94%でブロンズの85%とは10%近くの差がありますね。
このように高グレード80PLUS電源を選ぶことで電気代削減に繋げることができます。
80PLUS 高グレード取り扱いBTOメーカー
BTOゲーミングPCのそれぞれのメーカーの販売モデルを見たところ上記のメーカーは80PLUSのグレードの高めの電源を採用しているので電気代を抑えることが出来そうです。
電源の選び方については下記記事にて解説していますので是非参考にしてみてください。
-
-
ゲーミングPCの電源ユニット選び方とおすすめメーカー
続きを見る
発熱を抑える
ゲームをしているとどうしても負荷がかかり発熱してしまいます。冷却するためにファンの回転数上がり消費電力が上がるので電気代がかかるようになります。
発熱を抑えるためには
- 日光の当たらない場所に置く
- ケースの吸気 , 排気面を塞がない
- ほこりの清掃をこまめに行う
上2つに関してはPCの置き場所を考えたりするだけで改善できることだと思うので、日光が当たっていたり、壁ギリギリに設置していないか再確認してみましょう。またケースの上部も排気の為のメッシュなどがあれば物を置かないようにすると良いでしょう。
あとは結構ファンにほこりが溜まったりするのでこまめに清掃を行うことで冷却性能が上がり結果的にファンの回転数を抑えることになります。
とはいえファンの消費電力なんてせいぜい2~3W程度なので発熱を抑えてファンの回転数を下げたところで大きな電気代削減に繋がることは無いと考えておきましょう。
ただ、発熱は電子機器の天敵なので発熱を抑えるための行動は電気代削減の為だけでは無くPCの寿命を延ばすことにも繋がるので積極的に取り組んでおくと良い。
発熱を抑えるために出来ることは下記記事にて解説していますので是非参考にしてみてください。
参考
-
-
ゲーミングPCの排熱対策|購入前と後に出来ること
続きを見る
ゲーミングPCの大まかな選び方
基本的にはグラボから
ゲーミングPCはやりたいゲームに合わせて、どの程度の環境(フレームレート、解像度)でプレイしたいかを明確にし、それに対応したグラボを選ぶようにすると良いでしょう。
BTOパソコンではグラボに見合ったCPUや電源が採用されているので、悩む必要もないからです。
-
-
初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
続きを見る
ただ、最適な容量の電源が採用されていますが、80PLUSにも着目して、高グレードへのアップグレードも考慮してみてはいかがでしょうか。
ゲーミングPCの電気代 まとめ
ざっくり電気代は1ヶ月あたり1,000円~2,000円くらいはかかると思っておきましょう。
使用しているゲーミングPCのスペックによって結構差は出るでしょうけど、ミドルクラスの性能のゲーミングPCを使用している私のひと月の電気代は多分1,000円かかっていないくらいです。
ゲームを毎日数時間プレイするとかなら1,000円を超えるでしょうけど現在はそんなに長い時間プレイしません。
正確に電力会社からゲーミングPCの電気代はこれくらいですとかは当然ですが教えてもらえません。というか分からんだろうし。
既にゲーミングPCをお持ちの方は使用している電源の消費電力を調べてみてそれを元に「消費電力×使用時間×1kwh当たりの料金」にて計算してみてください。もしくはワットモニターのようなもので実測してみてもよいでしょう。
これからゲーミングPCを購入しようと考えている方は、必ずスペックが記載されているので、それをもとに計算してみてください。
ゲーミングPC
ゲーミングPCの電気代は高い?実測してみた結果
はてな
このような方向けの記事になります。
ゲーミングPCって普通のPCに比べると性能が良いので電気代が高いんじゃないかと不安になりますよね。
本記事ではゲーミングPCの消費電力を実測したデータを元に電気代を算出しています。
先に言ってしまうと、とんでもない電気代がかかることは無いので安心してください。
こちらもCHECK
【2024年】予算別ゲーミングPCおすすめ!コスパや性能で選ぶべきモデル!
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ゲーミングPCの電気代の計算方法
電気代は「消費電力×使用時間×1kwh当たりの料金」から算出することが出来ます。
ちなみに1kwh当たりの料金は平均で27円とされていますので、本記事でも27円で計算していくようにします。
これからゲーミングPCを買う予定の方でざっくりとした電気代を知りたい場合は、ゲーミングPCの電源の容量から計算してみると良いでしょう。
実際に電源容量例から計算してみます。
500W電源
例えば、ローエンドモデルでは500Wくらいの電源が搭載されています。
500[W]÷1000×27[円]×1[h]=13.5円
500Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で13.5円の電気代がかかることが分かります。
500W÷1000の意味ですが、単位をKWに変換しています。1KW=1000Wなので〇Wを〇KWに変換する場合は1000で割ると良い。
KWに変換したものに1kWhの料金と使用時間をかけます。
500W電源使用時の電気代をまとめてみました。
1時間の使用で13.5円でそれが1か月で405円になり、1年間では4,860円という結果になりました。
だいたいどうでしょうか?一日の使用時間は2~4時間くらいですか?となると1か月あたり1,000円前後くらいでしょうか。
まぁ結構高くなっちゃいますよね。
750W電源
ミドルクラスでは750Wくらいの電源でしょうか?同じように計算してみます。
750[W]÷1000×27[円]×1[h]=20.25円
750Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で20.25円の電気代がかかることが分かります。どうでしょうか?案外安い?
しかしこれが一日数時間かつ30日となるとそれなりの料金となってくるんですね。
1000W電源
ハイスペックでは1000W電源が搭載されていたりします。同じように計算してみます。
1000[W]÷1000×27[円]×1[h]=27.0円
1000Wの電源を搭載しているゲーミングPCは1時間で27.0円の電気代がかかることが分かります。
電源容量は目安でしかない
ここまで、電気代の計算方法と各電源容量での大まかな電気代を計算してきました。
しかし500Wの電源を搭載しているからと言って消費電力は500Wではありません。同じように750W電源や1000W電源だからと言って消費電力が750Wや1000Wではありません。
というのもPCの電源は全てのパーツの合計消費電力の概ね2倍の容量の電源が搭載されているからです。
上記表は80PLUSの性能比較です。電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
ブロンズ以上では出力が50%の時の効率が一番高いことが分かります。
例えば500W電源であれば250W稼働している時が一番効率が良いということです。(1000Wであれば500W稼働時)
効率が高いと、負荷が少なくなったり、発熱を抑えられたり、電気代削減といったメリットがあります。
つまりゲームなど高負荷な作業をしている時に一番効率の良い状態にする為にPC電源は余裕を持った容量の物が搭載されています。
搭載されている電源容量の半分の値(500電源なら250Wくらい)が実際のゲーミングPCの負荷時の消費電力と見てよいでしょう。
次の項では私が使用しているゲーミングPC(850W電源)の消費電力を実測していきます。
ゲーミングPCの消費電力を実測
一応スペックはこんな感じです。
電源が850Wの80PLUS GOLDの物を使用しています。
現状ではミドルクラスの性能でしょうか。
計測にはサンワサプライのワットモニターというものを使用しています。もし欲しかったらチェックしてみてください。
ネットサーフィン等の軽い作業:150W
起動直後特に何もせず、デスクトップを眺めていたり、ネットサーフィンをしている時の消費電力はこのような感じ。
結構振れ幅が大きく40Wくらいは前後しますが、最低120W~最大165Wくらいでした。
その中でも150Wくらいの時間が長かったので、これくらいを採用。
ゲームプレイ:350W
Apex Legendsをプレイした時の消費電力はこんなものでした。画質はほぼ最低設定にしてあります。
消費電力は思ったよりも少ないですよね?850Wの電源を使用してるんですよ。
こちらも振れ幅は当然ですがありました。320W~360Wくらいでしたね。
とはいえ先ほどは例として500Wで計算してみましたが、それよりも少ない消費電力でプレイ出来るんですよね。
スリープ時:4.8W
スリープ時の消費電力はこんな感じです。
一時間当たり約0.13円です。
電気代を気にしてわざわざシャットダウンとかしなくても良いレベルなのでは無いでしょうか?
シャットダウン:4W
シャットダウン後の消費電力はこんな感じ。いわゆる待機電力というやつですね。
こちらで1時間あたりの電気代を計算してみると約0.11円です。スリープ時の1時間あたりの電気代との誤差は僅か0.02円!!
使わない時は、つけっぱなしというかスリープにするだけでも全然良さそうなんですよね。
モニター
一応ゲーミングPCということでモニターも考慮しなくてはなりません。
もちろんデスクトップの話ですが。
ゲーミングノートの場合はモニターは基本的に無視しても良いでしょう。モニターにも拡張表示しているなら考慮しましょう。
24インチ FHD 60Hz
ごくごく普通の24インチのフルHD60HzモニターBenQ「Gw2470」の消費電力を計測してみました。
11~12Wくらいでした。
1時間あたり0.31円
24インチ FHD 144Hz
こちらは24インチ フルHD144HzのいわゆるゲーミングモニターであるBenQ「XL2411P」の消費電力です。
12~14Wくらいでした。さすがに60Hz用のモニターよりは消費電力は高めですかね。誤差みたいなもんですけど。
1時間あたり0.33円
27インチ 4K 60Hz
27インチの4Kモニターの消費電力です。
インチ数が一般的なゲーム向けの24インチより大きい分消費電力が高めかなと思います。
1時間あたり0.4円
ゲーミングPCの実際の電気代
私の環境(ミドルハイスペック)でのゲームプレイ時の消費電力350W、モニター2枚で30Wの計380Wと仮定して計算すると実際の電気代は以下のようになります。
ゲームは多分やる日で一日4時間とかだと思います。それを毎日1ヶ月続けて1,231円という結果になりました。
ただ、毎日ゲームをやる訳ではないので実際にはもっと少ないと思います。
まぁほとんどの方が月に1,000円~2,000円程度になるのではないでしょうか。
グラボがあるだけで電気代は高くなる
グラボ有
グラボ無
ゲーミングPCと言うからには必ずグラボを搭載していると思いますが、それだけで電気代は高くなります。
当然グラボの消費電力が高いからですね。
上記画像は同じPCでグラボ有りと無しの時のそれぞれの消費電力を比較しています。グラボの有無以外(CPUやストレージ、ファン等)は全く同じスペックです。
どちらもデスクトップ表示させているだけの負荷の無い状態で計測しました。グラボ有で112W、グラボ無で42Wと2~3倍くらい変わってきます。
もちろんグラボも性能によって消費電力はバラバラですので全てのゲーミングPCでこのようになるとは言えません。
ゲーミングPCの電気代を抑えるには?
高品質な電源を選ぶ
高品質な電源を選ぶことで大きくはないですけど電気代削減につながります。
ここでいう高品質とは、80PLUS認証の高グレード電源のことを指します。
80PLUS認証とは
デスクトップPCは電源ユニットとコンセントを繋ぎ電気を受け入れています。コンセントは交流ですが、PCや家電は直流で動作します。
電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
高グレードであればあるほど変換効率が良いので、電気を無駄に消費しなくて済むようになります。
現在BTOパソコンでは最低でも80PLUS BRONZEが採用されています。
逆にTITANIUMはBTOでは滅多に見かけませんが、最大効率94%でブロンズの85%とは10%近くの差がありますね。
このように高グレード80PLUS電源を選ぶことで電気代削減に繋げることができます。
80PLUS 高グレード取り扱いBTOメーカー
BTOゲーミングPCのそれぞれのメーカーの販売モデルを見たところ上記のメーカーは80PLUSのグレードの高めの電源を採用しているので電気代を抑えることが出来そうです。
電源の選び方については下記記事にて解説していますので是非参考にしてみてください。
ゲーミングPCの電源ユニット選び方とおすすめメーカー
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発熱を抑える
ゲームをしているとどうしても負荷がかかり発熱してしまいます。冷却するためにファンの回転数上がり消費電力が上がるので電気代がかかるようになります。
発熱を抑えるためには
上2つに関してはPCの置き場所を考えたりするだけで改善できることだと思うので、日光が当たっていたり、壁ギリギリに設置していないか再確認してみましょう。またケースの上部も排気の為のメッシュなどがあれば物を置かないようにすると良いでしょう。
あとは結構ファンにほこりが溜まったりするのでこまめに清掃を行うことで冷却性能が上がり結果的にファンの回転数を抑えることになります。
とはいえファンの消費電力なんてせいぜい2~3W程度なので発熱を抑えてファンの回転数を下げたところで大きな電気代削減に繋がることは無いと考えておきましょう。
ただ、発熱は電子機器の天敵なので発熱を抑えるための行動は電気代削減の為だけでは無くPCの寿命を延ばすことにも繋がるので積極的に取り組んでおくと良い。
発熱を抑えるために出来ることは下記記事にて解説していますので是非参考にしてみてください。
ゲーミングPCの排熱対策|購入前と後に出来ること
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ゲーミングPCの大まかな選び方
基本的にはグラボから
WQHD 高画質
フルHD 240fps安定
(240fpsも狙えるが安定ではない)
(場面によっては100fpsくらいまで落ち込む)
ゲーミングPCはやりたいゲームに合わせて、どの程度の環境(フレームレート、解像度)でプレイしたいかを明確にし、それに対応したグラボを選ぶようにすると良いでしょう。
BTOパソコンではグラボに見合ったCPUや電源が採用されているので、悩む必要もないからです。
初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
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ただ、最適な容量の電源が採用されていますが、80PLUSにも着目して、高グレードへのアップグレードも考慮してみてはいかがでしょうか。
ゲーミングPCの電気代 まとめ
ざっくり電気代は1ヶ月あたり1,000円~2,000円くらいはかかると思っておきましょう。
使用しているゲーミングPCのスペックによって結構差は出るでしょうけど、ミドルクラスの性能のゲーミングPCを使用している私のひと月の電気代は多分1,000円かかっていないくらいです。
ゲームを毎日数時間プレイするとかなら1,000円を超えるでしょうけど現在はそんなに長い時間プレイしません。
正確に電力会社からゲーミングPCの電気代はこれくらいですとかは当然ですが教えてもらえません。というか分からんだろうし。
既にゲーミングPCをお持ちの方は使用している電源の消費電力を調べてみてそれを元に「消費電力×使用時間×1kwh当たりの料金」にて計算してみてください。もしくはワットモニターのようなもので実測してみてもよいでしょう。
これからゲーミングPCを購入しようと考えている方は、必ずスペックが記載されているので、それをもとに計算してみてください。
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