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- ゲーミングPCのCPUの選び方を知りたい!
- CPUって大事?
このような方向けの記事です。
本記事の内容
- CPUについて(役割、種類、世代)
- ゲーミングPCにおけるCPUの重要性
- ゲーミングPCのCPUの選び方
ゲーミングPCを購入する際にCPUには色々な種類があり、どれにすれば良いのか困っていませんか?
本記事ではゲーミングPCのCPUの役割や選び方を解説しています。
CPUは適正なものを選んでおかないとゲームの動作の快適さにも直結する大事なパーツです。
これからゲーミングPCを購入しようとしていてCPU選びに迷っている方必見です。
-
初めてのゲーミングPCの選び方を徹底解説
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CPUについて
CPUの役割
ポイント
- PCの演算
- グラフィック出力
PCは複数のパーツから成っています。
その中でもCPUは「Central Processing Unit」の略称の事で、「中央演算処理装置」と訳されます。
コンピュータですので様々な演算を行っています。その演算を行うのがCPUで「頭脳」とも言われています。
性能が高ければ高いほど演算能力や並列処理数が増えるのでパソコンの操作が快適になり、処理速度に直結するパーツでもあります。
演算だけでなく内蔵グラフィック機能を搭載しているので映像出力の役割も担っています。
ただゲーミングPCではグラボを搭載していることが前提なので影が薄れがちですね。
とはいえ最近のCPUはグラフィック機能もそれなりに高くグラボが無くても軽いゲームなら動かせたりもします。
IntelとAMD
パソコンのCPUは基本的にはIntel製かAMD製のどちらかが採用されています。
知名度は多分Intel製の方が高いです。CMとかでも聞いたことがあるはずです。
証拠としてシェアがIntelの方が高いようです。
- Intel:7~8割
- AMD:2~3割
ほとんどのPCではIntel製のCPUが採用されているみたいですね。
まぁAMD Ryzenはそのコスパの良さからゲーミングPC業界に大きな衝撃が走ったりもしましたね。
しかしIntel Core iシリーズ最新12世代、これまた素晴らしいコスパで基本的にはIntel製を選んでおけば良いかなと思っています。
Core iシリーズ世代
当然ですがCPUもいつまでも同じ製品ばかりを使っているのではなくて新製品が出ます。
基本的にはBTOなどで新品を購入すると新しめのCPUが搭載されているので良いですが、アウトレットセールや中古などで購入うする場合は数世代前のCPUが搭載されていることがあります。
CPUの型番というか名前を見れば世代が分かります。
例えば今最新は12世代でCore i5-12400という名前です。12世代なので12400なんですね。
ゲーミングPCにおけるCPU
一番重要なのはグラボ
ゲーミングPCパーツ優先順位
- グラフィックボード
- CPU
- メモリ
- SSD
- 電源
まず前提としてゲーミングPCにおいては一番重要なパーツはグラフィックボードです。
どんなに良いCPUを選んだとしても、どんなに多くメモリを搭載していてもグラボの性能が低いと快適にゲームがプレイ出来ないほどグラボは重要です。
なので基本的にはグラボに注視してゲーミングPCを選ぶようにする必要があります。
そして先に言っておくとBTOパソコンではグラボさえ選んでしまえば、それに最適なCPUや電源が採用されています。
つまりグラボがゲーミングPCにおいて性能面でもスペック選びにおいても要であると言えるでしょう。
グラボ性能目安
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 SUPER | |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti SUPER | 4K 高画質 |
NEW! RTX4070 Ti | |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
NEW! RTX4070 SUPER | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti(販売終了) | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070(販売終了) | |
NEW! RTX4060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
NEW! RTX4060 | |
RTX3060 Ti | |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
CPU性能が良いことに越したことは無い
ゲーミングPCはグラボに対して最適なCPUが搭載されていると言いました。
では、2022年現行グラボに対してどのようなCPUが搭載されているか見てみます。
グラボ | CPU |
RTX4090 | Intel Core i9・AMD Ryzen9 |
RTX4080 | Intel Core i7~9 AMD Ryzen7~9 |
RTX4070 Ti | |
RTX4070 | |
RTX3070 Ti | Intel Core i7 AMD Ryzen7 |
RTX3070 | |
RTX3060 Ti | Intel Core i5~7 AMD Ryzen5~7 |
RTX3060 | |
RTX3050 | Intel Core i3~5 AMD Ryzen5 |
RTX1660 Super |
2022年ではグラボの一番下がGTX1650ですがそれでもCore i5は搭載されている感じですね。
アウトレット品ではCore i3も見かけたりはします。
CPUの性能が良いことに越したことは無いという意味について解説します。
例えばRTX3090やRTX3080 Ti等のハイスペックグラボにはCore i9とかRyzen9といった最上位のCPUが採用されていることが多いです。グラボの性能が高すぎるのでCore i5などのCPUでは性能が足りないので処理が追い付かず、グラボ本来の力を発揮することが出来ないことがあります。
なのでフラッグシップグラボには高い性能のCPUを選ぶ必要があります。
逆にGTX1650とかRTX3050などのエントリークラスのグラボに対してもCore i7やi9といった高性能CPUを選ぶ理由もあります。
動画編集やLive配信などですね。
グラボの性能が低いからと言ってCPUの足を引っ張るなんてことは無いです。
なのでCPUの性能は高ければ高いほど良いです。
もちろん性能が良いCPUほど価格が高かったり消費電力が高かったりするのでデメリットもありますのでバランスは大事ですけどね。
ゲーミングPCのCPU選び方
ポイント
- Intel Core i5 , i7 , i9
- AMD Ryzen5 , 7 , 9
ゲーミングPCに搭載されているCPUは主に上記の中のどれかになるはずです。
どのグレードの物を選ぶかはゲームをどのような環境(フレームレート、解像度)でプレイしたいかによって変わってきます。
軽くゲームしたいくらいならCore i5でも十分です。
具体的な選び方も見ていきましょう。
ゲーム用途ならグラボから
ゲームしかしないならやりたいゲームに合わせてグラボを選ぶようにすればそれに対応して最適なCPUが採用されている。
例えばロースペックであればRTX3050を例に見てみると。
Core i5が採用されています。
ミドルスペックのRTX3070 TiではCore i7が採用されています。
ハイエンドRTX3090ではCore i9が採用されています。
このようにグラボのグレードに合わせたCPUが採用されているので、基本的にはそのまま購入しちゃってOKでしょう。
再度グラボとCPUの組み合わせを載せておきます。
グラボ | CPU |
RTX4090 | Intel Core i9・AMD Ryzen9 |
RTX4080 | Intel Core i7~9 AMD Ryzen7~9 |
RTX4070 Ti | |
RTX4070 | |
RTX3070 Ti | Intel Core i7 AMD Ryzen7 |
RTX3070 | |
RTX3060 Ti | Intel Core i5~7 AMD Ryzen5~7 |
RTX3060 | |
RTX3050 | Intel Core i3~5 AMD Ryzen5 |
RTX1660 Super |
動画編集もしたいなら
-
ゲーミングPCでも動画編集は出来ます!おすすめモデルも紹介
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動画編集もしたいならIntel Core i7以上もしくはRyzen7以上をおすすめします。
グラボがGTX1650やRTX3050といったロースペックモデルにはCore i5などが採用されています。ゲーム用途なら全然いいんですけど動画編集となると上位CPUを選んでおく方が快適でしょう。
BTOメーカーではCPUのカスタマイズも可能で、CPUだけを性能良くすることも出来ます。(カスタマイズ出来ないメーカーもある。)
カスタマイズ画面にて上位のCPUを選択することでグラボに対して高性能なCPUを選ぶことが出来ます。
Intel CPUのKとかKFとか
Intel CPUのCore i7-12700とか12700Kとか12700KFとか数字は同じだが末尾にアルファベットが付いていたり付いていなかったりします。
オーバークロック | 内蔵GPU | 性能 | |
12700 | × | 〇 | 〇 |
12700K | 〇 | 〇 | ◎ |
12700F | × | × | 〇 |
12700KF | 〇 | × | ◎ |
末尾に何も付いていない無印版が一番オーソドックスなCPUです。・・・かね?
そしてKがオーバークロックといってCPUの性能を底上げする機能が付いたものになります。オーバークロックせずともベース性能が無印版より高いです。
Fが付いたものは内蔵グラフィック機能の無いCPUでその分安価に手に入れることが出来ます。ゲーミングPCではグラボを搭載しているはずなのでCPUの内蔵グラフィック機能が無くても大丈夫です。
最後にKFですがオーバークロックも出来るし内蔵グラフィック機能も削減したモデルになります。
シンプルなCPUの演算性能は12700=12700F <12700K=12700KF
BTOメーカーによって採用しているCPUはバラバラです。
ゲーミングPCなのでF付きなのかはあまり気にしなくてOK
予算があるのならK付モデルであれば性能も高いのでおすすめです。
ゲーミングPC CPU選び方 まとめ
ゲーミングPCのCPUの選び方について解説してきました。
基本的にはやりたいゲームをどの程度快適に出来るかでグラボを選ぶとそれに最適なCPUが採用されているのでそのまま買っちゃえばOKです。
ただゲームだけでなく動画編集や配信などCPU性能に重きを置く作業をしたい場合には高性能CPUを選ぶ必要も出てきます。
ゲーミングPCを購入して何をしたいか明確にして最適なCPUを選ぶようにしましょう。
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