本記事の内容
- CPU内蔵GPUとは
- CPU内蔵GPUがいらないのは?
- CPU内蔵GPUが必要なのは?
- 内蔵GPUの有無の見分け方
これからパソコンを購入する際にCPU内蔵GPUの必要性について不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
内蔵GPUが無いCPUを購入することで何か不都合があると恐いですよね。
本記事ではCPU内蔵GPUは結局いるの?いらないの?について解説しています。
CPU内蔵GPUの必要性について知りたい方は必見です。
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メーカー | セール・キャンペーン | 期間 | お得度 |
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CPU内蔵GPUとは
PCは複数のパーツから成っています。
その内の一つであるCPUの役割には大きく以下の二つがあります。
CPUの役割
- PCの演算
- グラフィック出力
CPUは「Central Processing Unit」の略称の事で、「中央演算処理装置」と訳されます。
コンピュータですので様々な演算を行っています。その演算を行うのがCPUで「頭脳」とも言われています。
性能が高ければ高いほど演算能力や並列処理数が増えるのでパソコンの操作が快適になり、処理速度に直結するパーツでもあります。
演算だけでなくGPUを搭載しているので映像出力の役割も担っています。
GPUとは
「Graphic Processing Unit」の略称
CPU内蔵のGPUをオンボードグラフィックと呼ぶことがある。
ただゲーミングPCではグラボを搭載していることが前提でグラボで映像出力をするので影が薄れがちですね。
基本的にはグラボを搭載していればCPU内蔵GPUは無くても問題ありません。
一応最近のCPU内蔵GPUはそれなりに性能が高く、グラボが無くても軽いゲームなら動かせたりもします。
グラフィックボードとは天と地の差
最近のCPU内蔵GPUの性能が高いと言ってもグラフィックボードと比べると天と地の差です。
どんなに安いグラボでも搭載しておくと、より快適にゲームをプレイすることができます。
グレード | GPU | 3DMark Graphics Score |
ハイエンド | RTX4090 | 34,942 |
ミドルハイ | RTX4070 Ti | 22,648 |
ミドル | RTX4060 | 10,611 |
ローエンド | GTX1650 | 3,634 |
オンボード | Intel UHD Graphics 770 | 806 |
「Intel UHD Graphics 770」はIntel Core iシリーズ最新14世代に搭載されているGPUです。スコアは800前後。
対して現行のローエンドグラフィックボードであるGTX1650でも3,600程度と4倍くらいの性能があります。
グラボ性能目安
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 SUPER | |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti SUPER | 4K 高画質 |
NEW! RTX4070 Ti | |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
NEW! RTX4070 SUPER | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti(販売終了) | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070(販売終了) | |
NEW! RTX4060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
NEW! RTX4060 | |
RTX3060 Ti | |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
GTX1650でもフルHDで100fpsくらいが目安です。
100fpsしか出せないのであればゲームよってはアドにはなりませんし、それよりも性能が遥かに低いCPU内蔵GPUではまともにゲームプレイすることができないでしょう。
PCでゲームをしたいのであれば内蔵GPUがあってもグラボを搭載するようにしてください。
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CPU内蔵GPUがいらないのは?
BTOメーカーでゲーミングPCを購入
BTOパソコンメーカーでゲーミングPCを購入する方はCPU内蔵GPUは不必要です。
ゲーミングPCには必ずグラフィックボードが搭載されています。ゲーミングPCの定義って曖昧ですけど個人的にはゲーム向けグラボが搭載されていることだと思っています。
グラボがあれば内蔵GPU機能が無くても映像出力可能なので問題ありません。
またグラボが壊れて映像が映せなくなってもBTOパソコンメーカーで購入したのであれば、言い方は悪いかもしれませんが修理を丸投げできます。
ただしBTOメーカーによってはCPUを選べない可能性があるので内蔵GPUありなしどちらになるかはメーカーによります。
BTOパソコンメーカーによって保証内容や延長期間、料金は異なります。
下記記事にて解説していますので是非参考にしてみてください。
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当サイトではその他、総合的に見てどこのメーカーがおすすめなのかも解説しています。
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CPU内蔵GPUが必要なのは?
グラボなしPC
グラフィックボードを搭載していないようなビジネス向けのPCではCPU内蔵GPUが必要です。
ここまで読んでいただければ理由は言わずもがな理解いただけるでしょう。
グラボが無いのであればCPU内蔵GPUで映像出力する必要があるからですね。
他にもグラボなしBTOパソコンを購入しておいて、グラボが安くなったら単体で購入したいだとか、新世代グラボ(今でいうとRTX40シリーズ)まで待ちたいという方もいるかもしれません。
下記記事にてグラボなしのおすすめBTOパソコンなども紹介していますが、当然ですがいずれも内蔵GPUありのCPU搭載となっています。
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BTOパソコンをグラボなしで購入!おすすめメーカーとモデル紹介
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自作PCユーザー
自作PCを組み立てる方でグラボを搭載するゲーミングPCだとしても、必須では無いですけどCPU内蔵GPUがあった方が良いと言えるでしょう。
というのもBTOのように何かしらの原因で故障した際に修理を依頼することは出来ません。自身でどのパーツが壊れたのか特定し交換するなどして対策する必要があります。
例えば急に映像が映し出されなくなりました。その際に内蔵GPUで出力してみたら映った。
とトラブル時に役立つ可能性があるからです。
極端な例を出しましたけど、自作ユーザーは内蔵GPUがあった方が良いでしょう。
CPU内蔵GPUの有無の見分け方
パソコンのCPUは主にIntel製かAMD製が用いられます。
それぞれ内蔵GPU無しの見方としては下記のような感じです。
内蔵GPU無しのCPU
Intel:末尾がFとかKF
AMD:末尾がX
Intel Core iシリーズ
Intel Core iシリーズは数字の後の末尾にアルファベットが記載されていることがあります。
14世代Core i7を例にしてみるとこのような感じになります。
オーバークロック | 内蔵GPU | 性能 | |
14700 | × | 〇 | 〇 |
14700K | 〇 | 〇 | ◎ |
14700F | × | × | 〇 |
14700KF | 〇 | × | ◎ |
末尾にFかKFが付いていれば内蔵GPUがありません。
AMD Ryzenシリーズ
AMD Ryzen シリーズは基本的には内蔵GPUが搭載されていません。
末尾にGが付いていると内蔵GPUが搭載されています。
内蔵GPU | |
Ryzen5 5600X | × |
Ryzen5 5600G | 〇 |
ただグレードというかモデルによってはG付が無かったりしますので、Ryzenでは基本的には内蔵GPUが無いと考えておくと良いと思います。
CPU内蔵GPUっていらない? まとめ
いらない
- BTOメーカーでゲーミングPCを購入する人
いる/あった方が良い
- ビジネスPC(グラボ非搭載)
- 自作PC
CPU内蔵GPUはいらないのか?について解説してきました。
基本的な役割はグラフィックボードと同じで、より高性能なのでBTOメーカーでゲーミングPCを購入するのであれば内蔵GPUはいらないでしょう。
グラボ非搭載であれば内蔵GPUは必須ですし、自作ユーザーならあった方が何かと安心です。
自身のパソコンの運用に合わせてCPU内蔵GPUの有無を選択するようにしましょう。