本記事では、パソコン工房の『LEVEL-M066-124-RJX』の性能やスペック解説をしています。
GTX1660 SUPER搭載でロースペックですが、安いゲーミングPCを探している方にはおすすめの1台です。
特徴まとめ
- 13万円台と価格は安め
- フルHDをそれなりに快適に遊べる
- キーボード&マウス付属
- 144fps"安定"プレイは厳しい
- ミニタワーケースで拡張性に欠ける
目次
LEVEL-M066-124-RJXのスペック
CPU | Intel Core i5-12400 |
グラボ | GTX 1660 SUPER |
メモリ | 16GB DDR4 |
SSD | 500GB(M.2規格) |
マザボ | ASRock B660M-HDV |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE認証 |
ケース | ミニタワー |
OS | Windows11 Home |
パソコン工房のゲーミングPCでは日本語キーボードとマウスが付属している為、デバイス周りの初期費用を抑えることも可能です。
LEVEL-M066-124-RJXのゲーミング性能
グラボはGTX1660 SUPERということでロースペックということになります。
現状ローエンドのGTX1650が在庫少数の為か高騰してきており、GTX1660 SUPERとの価格差もそれほど無いので、安いゲーミングPCが欲しいという方の選択肢になります。
またGTX1660 Tiは販売を見かけなくなっているし、RTX3050も1万円程高いです。スコア6000台のグラボなら現状GTX1660 SUPERがおすすめになりますね。
タイトル | フルHD低画質フレームレート目安 |
Apex Legends | 120fps |
フォートナイト | 220fps |
Valorant | 230fps |
人気のFPSゲーム等では144Hzモニターを活用したいところですが、Apex Legendsでは少し厳しいです。ファーム中などでは144fps可能ですけど、エフェクトの激しくなる戦闘シーンでは100fpsくらいまで落ち込むこともあります。平均して120fps前後と見ておきましょう。
ただフォートナイトやヴァロラントは240fpsも目指せる性能。144Hzモニター運用なら全然余裕です。
Apex Legendsでも144fps安定プレイしたいのであればRTX3060以上を選択することを推奨します。
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti | 4K 高画質 |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070 | |
RTX3060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
LEVEL-M066-124-RJXのパーツ解説
CPU
ポイント
Intel Core i5-12400
ゲーム性能〇
動画編集などもこなします。
12世代Intel Core i5-12400搭載です。これは11世代の上位モデルであるCore i7-11700よりも高性能でコスパに優れています。
Core iシリーズのランク的には下の方にはなりますが、動画編集も全然こなしてくれます。
GTX1660 SUPERとの相性を考えるともう少し下のグレードのCPUでも良さそうですが、CPUの性能は高いに越したことはありません。今買うならi5-12400が素晴らしいコスパなのでOK
メモリ
メモリはDDR4の16GB搭載。
ほとんどのゲームは16GBでも足りますが、タルコフなど一部のゲームをプレイする場合や動画編集や配信もするなら32GBあった方が良いです。
また標準では特にメーカーの記載がありませんが、カスタマイズにて国産高耐久のものが選択可能。
カスタマイズ画面には国産高耐久としか書かれていませんが、上記のページがパソコン工房にあるので、センチュリーマイクロ製なのでしょうね。
SSD
SSDは500GB(M.2 Gen3)搭載です。
容量に関しては個人的には1TBへのカスタマイズ推奨です。最近のゲームは1タイトル50GB~100GBくらいが多いので500GBではあっという間に空きが無くなるかと思います。
標準ではGen3ですが、更に高速化されたGen4(PCIe4.0×4)もカスタマイズにて選択可能です。
マザーボード
マザーボードもスペック詳細の方にはB660とだけ記載がありますが、写真が掲載されており、ASRock製『B660M-HDV』が採用されています。
同じ世代のチップセットがB660以外にも、H670やZ690などがありますが、Core i5-12400はオーバークロックに対応していないので、特に問題ありません。
一部マザボには無線LANが搭載されていることもありますが、こちらは有線LANのみですので注意してください。
電源
電源は500W 80PLUS BRONZE搭載です。
ゲーミングPCとしては最低限の電源ですね。
グラボの性能が低めなので、スペック不足を感じるかもしれません。その場合はグラボの換装だけで解決できる場合もありますが、絶望的です。
推奨電源容量
RTX3060:700W
RTX3070:750W~850W
RTX3090:1000W~1200W
このようにワンランク上のRTX3060でも700W程度は必要になってきます。
一応カスタマイズにて700Wや800W電源も選択可能です。
ケース
サイズ:幅190mm×奥行410mm×高さ356mm
ケースはミニタワーのInWin EM058を採用しています。パソコン工房のLEVEL∞のロゴ入りとなっていますね。
3.5インチ内蔵ベイ(HDD専用)×2 と 3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ(HDD , SSD)×1とストレージ拡張性はそれほど多くはありません。
残念ながらサイドパネルが全面ガラス仕様では無いので、内部を一望することはできません。一部メッシュ状になっておりエアフロー向上に繋がっています。
フロントIO:USB3.0 x2/ヘッドホン/マイク/リセット/電源
フロントのサイドにIO周りがあります。
LEVEL-M066-124-RFXの強み
13万円台と価格は安め
執筆時点では標準構成で139,980円と現在のゲーミングPC市場の中ではかなり安く購入できる部類。
もちろん現行グラボのロースペックに当たるので安く買えるのは当たり前ではありますけどね。
フルHDをそれなりに快適に遊べる
フルHDであればそれなりに快適に遊ぶことは出来ます。
PCゲームではグラフィック設定可能なので、設定さえ落としてしまえばローエンドグラボと言えどある程度快適です。
タイトルによっては144fps安定プレイも可能。
キーボード&マウス付属
パソコン工房では日本語キーボードと光学式マウスが付属してきます。
ゲームに置いてはメカニカルゲーミングキーボードやゲーミングマウスが有利とされていますが、一旦は付属のキーボードとマウスを使うことで初期費用を抑えることが出来ますね。
- 予算に余裕が出来た
- 良いデバイスで本格的にゲームがしたくなった
ゲーミングキーボードやゲーミングマウスは上記のような状態になってから購入でも遅くは無いかもしれません。
LEVEL-M066-124-RFXの弱み
144fps"安定"プレイは厳しい
タイトルにもよりますが、144fps安定プレイというのはやはり厳しいです。
個人的にはフルHDで144fps安定プレイはRTX3060以上の性能が欲しいと思っています。
ミニタワーケースで拡張性に欠ける
ミニタワーケースなので拡張性に欠けます。
グラボの性能が低いと感じても上位モデルに換装するだけで性能を引き上げることが可能ですが、ミニタワーケースでは大きなサイズのグラボが収まらない可能性があります。
パソコン工房ではRTX3070以上のモデルでは一回り大きいミドルタワーケースを採用しています。将来的にパーツ変更も考えている方は要注意です。
LEVEL-M066-124-RJX の競合モデル
LEVEL-M066-124-RJX
|
GALLERIA RM5C-G60S | FRGAH670/SG1 | |
メーカー | パソコン工房 | ドスパラ | フロンティア |
特徴 | 安さ重視 | 納期重視 | 高性能 |
CPU | Core i5-12400 | Core i5-12400 | Core i7-12700F |
グラボ | GTX1660 SUPER | GTX1660 SUPER | GTX1660 SUPER |
メモリ | 16GB DDR4 | 16GB DDR4 | 16GB DDR4 |
SSD | 500GB | 500GB | 512GB |
HDD | なし | なし | 2TB |
電源 | 500W BRONZE | 550W BRONZE | 850W GOLD |
マザボ | B660 | B660 | H670 |
光学ドライブ | DVD | なし | なし |
ケース | ミニ | ミニ | ミドル |
OS | Windows11 Home | Windows11 Home | Windows11 Home |
商品ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
LEVEL-M066-124-RJX 評価まとめ
特徴まとめ
- 13万円台と価格は安め
- フルHDをそれなりに快適に遊べる
- キーボード&マウス付属
- 144fps"安定"プレイは厳しい
- ミニタワーケースで拡張性に欠ける
パソコン工房の『LEVEL-M066-124-RJX』について解説してきました。
GTX1660 SUPER搭載でタイトルによっては144fps安定プレイ可能ですが、やはりローエンドクラスなので役不足なシーンは多いでしょう。
ただGTX1660 SUPER+Core i5-12400の組み合わせで13万円台と業界最安値ではあるので、コスパは中々良いです。
安いゲーミングPCが欲しいという方にはおすすめの1台です。
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