本記事では、パソコン工房の『GALLERIA RM5C-R36』の性能やスペック解説をしています。
他社に比べるとコスパは劣りますが、最短翌日出荷は大きな強みだと思います。
特徴まとめ
- フルHD144fps
- 最短翌日出荷
- コスパが微妙
- 標準パーツのメーカー不明
- 80PLUS BRONZE 電源ユニット
目次
GALLERIA RM5C-R36のスペック
CPU | Intel Core i5-12400 |
グラボ | RTX3060 |
メモリ | 16GB DDR4 |
SSD | 500GB(M.2規格) |
マザボ | B660 Micro-ATX |
光学ドライブ | なし |
電源 | 650W 80PLUS BRONZE認証 |
ケース | ガレリア専用 SKMケース ミニタワー |
OS | Windows11 Home |
GALLERIA RM5C-R36のゲーミング性能
RTX3060ということで現行のグラボで見ると下寄りの性能ですが、フルHDでは144fpsを実現できるほどの性能で十分でしょう。
タイトル | フルHD低画質フレームレート目安 |
Apex Legends | 144fps |
フォートナイト | 240fps |
Valorant | 240fps |
人気のFPSゲーム等では144Hzモニターを活用したいところですが、RTX3060以上の性能があれば安定します。
144Hzモニターと60Hzモニターとでは雲泥の差なので、144fps安定できるRTX3060以上を選んで欲しいというのが本音。
またRTX3060程度ではオーバースペックになるなんてことも無く、価格もべらぼうに高い訳では無いので、かなりおすすめのグラボです。
ただフルHD環境でのプレイを想定したスペックなので、4Kには不向きですね。
4Kには最低でもRTX3070 Ti、推奨はRTX3080以上となります。
グレード | 性能目安 |
NEW! RTX4090 | 4K 高画質・高フレームレート |
NEW! RTX4080 | |
NEW! RTX4070 Ti | 4K 高画質 |
RTX3090 Ti(販売終了) | |
RTX3090(販売終了) | |
RTX3080 Ti(販売終了) | 4K 低画質 WQHD 高画質 |
NEW! RTX4070 | |
RTX3080(販売終了) | |
RTX3070 Ti | WQHD 低中画質 フルHD 240fps安定 |
RTX3070 | |
RTX3060 Ti | フルHD 144fps安定 (240fpsも狙えるが安定ではない) |
RTX3060 | |
GTX1660 Ti(販売終了) | フルHD 144fps (場面によっては100fpsくらいまで落ち込む) |
RTX3050 | |
GTX1660 SUPER(販売終了) | |
GTX1650(販売終了) | フルHD100fps |
GALLERIA RM5C-R36のパーツ解説
CPU
ポイント
Intel Core i5-12400
ゲーム性能〇
動画編集などもこなします。
12世代Intel Core i5-12400搭載です。これは11世代の上位モデルであるCore i7-11700よりも高性能でコスパに優れています。
Core iシリーズのランク的には下の方にはなりますが、動画編集も全然こなしてくれます。
RTX3060グラボとの相性も現行だと最も適しているCPUになります。
メモリ
メモリはDDR4の16GB搭載。
ほとんどのゲームは16GBでも足りますが、タルコフなど一部のゲームをプレイする場合や動画編集や配信もするなら32GBあった方が良いです。
SSD
SSDは500GB(M.2 Gen3)搭載です。
容量に関しては個人的には1TBへのカスタマイズ推奨です。最近のゲームは1タイトル50GB~100GBくらいが多いので500GBではあっという間に空きが無くなるかと思います。
標準ではGen3ですが、更に高速化されたGen4(PCIe4.0×4)もカスタマイズにて選択可能です。
電源
電源は650W 80PLUS BRONZE搭載です。
容量に問題はありませんが、80PLUS BRONZEと品質面は最低限確保している感じ。
カスタマイズにて80PLUS GOLDのものが選択可能です。
ケース
220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm
ガレリア専用 SKMケース ミニタワーを採用しています。
サイドパネルは一部がクリアパネルとなっているので、内部構造が見えるようになっています。
ただ、最近は一面がガラスパネルなんてのも珍しく無いので、そこを重視するならドスパラ以外の選択肢が必要になってくるでしょう。
USB 3.2 Gen1 Type-A x4
マイク入力(モノラルミニジャック) x1
ヘッドセット接続端子x1
USB端子が4つと多く、何かと使い勝手が良いかと思います。
最近はType-C端子の付いているケースも増えてきていますが、ガレリア専用ケースでは対応していないので注意しましょう。
フロントパネルフレーム部分がLEDライティングに対応しています。
搭載されているマザーボードのメーカー(ASUS製 , ASRock製)によって設定方法は若干異なりますので、公式サイトにて確認してください。
GALLERIA RM5C-R36の強み
フルHD144fps
グラボがRTX3060なのでフルHD144fps安定プレイの最低ラインの性能です。最低ラインということで価格も抑えられるのでフルHD144fpsには持ってこいの性能。
最短翌日出荷
これはGALLERIA RM5C-R36に限った話ではないが、ドスパラのガレリアでは最短翌日出荷に対応しています。
BTOはオーダーが入ってから組み立てを始めて出荷する受注生産を意味します。その為、BTOメーカーによっては1~2週間程度出荷に時間を要することは珍しくありません。
しかしドスパラでは注文する時間によっては最短翌日出荷とゲーミングPCが速く届くメーカーとなります。恐らく正午までに注文することが翌日出荷の条件だと思います。
商品詳細ページにてあと〇時間〇〇分以内のご注文確定で 最短〇月〇日に 〇〇 へお届けします。と表示されているので確認するようにしましょう。
GALLERIA RM5C-R36の弱み
コスパが微妙
RTX3060×Core i5-12400の組み合わせで17万円台とお世辞にもコスパが良いとは言えません。
単純なコスパだけを見るのであれば、競合であるパソコン工房の『LEVEL-M066-124-RBX』や、ストームの『PG-PH12』をおすすめしたいと感じます。
標準パーツのメーカー不明
標準パーツのメーカーが不明です。
もちろんこれが悪いとは一概には言いませんが、気になる方には気になる点かなと思います。
ただカスタマイズでメーカー記載のあるパーツを選ぶことも出来ます。もちろん価格は更に上乗せされるので注意は必要です。
電源 80PLUS BRONZE
650W電源搭載で容量に問題は無いのですが、80PLUS BRONZEと品質は最低限です。
デスクトップPCも電源ユニットとコンセントを繋ぎ電気を受け入れています。コンセントは交流ですが、PCや家電は直流で動作します。
電源ユニットは交流を直流に変換する役割も持っており、その時の変換効率が80%以上であるものを80PLUS認証とされています。名前の通りですね。
今では適当にAmazonとかで「○○W 電源」とか調べても、ほぼ全てが80PLUS認証の物です。80PLUSのグレード関係なく手に入れるとなると特に深く考えずともOKです。
しかし80PLUSにもグレードがあり、高いものほど変換効率も良くなります。
出力 | |||
規格 | 20% | 50% | 100% |
80PLUS STANDARD | 80% | 80% | 80% |
80PLUS BRONZE | 82% | 85% | 82% |
80PLUS SILVER | 85% | 88% | 85% |
80PLUS GOLD | 87% | 90% | 87% |
80PLUS PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
80PLUS TITANIUM | 92% | 94% | 90% |
効率が高いと、負荷が少なくなったり、発熱を抑えられたり、電気代削減といったメリットがあります。
カスタマイズにて80PLUS GOLDも選択可能なので予算に余裕があれば選んでみてください。
GALLERIA RM5C-R36 の競合モデル
GALLERIA RM5C-R36![]() |
LEVEL-M06M-124-RBX![]() |
PG-PH12![]() |
|
メーカー | ドスパラ | パソコン工房 | ストーム |
CPU | Core i5-12400 | Core i5-12400 | Core i5-12400 |
グラボ | RTX3060 | RTX3060 | RTX3060 |
メモリ | 16GB DDR4 | 16GB DDR4 | 16GB DDR4 |
SSD | 500GB(M.2規格) | 500GB(M.2規格) | 500GB(M.2規格) |
電源 | 650W BRONZE | 700W BRONZE | 850W GOLD |
マザボ | B660 Micro-ATX | B660 Micro-ATX | B660 Micro-ATX |
ケース | ミニタワー | ミニタワー | ミドルタワー |
OS | Windows11 Home | Windows11 Home | Windows11 Home |
商品ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
大手のパソコン工房とストームの競合モデルとの比較です。この中ではストーム『PG-PH12』がおすすめです。電源容量が850Wと多めなので将来的にグラボを換装したい場合にも対応できるモデルが多くなります。具体的に現行モデルのハイエンドクラスRTX3090も動かせるほど。80PLUS GOLDで品質も高い。おまけにミドルタワーであれば拡張性や冷却性にも優れています。他2モデルのミニタワーでは上位グラボがケース内に収まりきらない可能性も大きい。
パソコン工房『LEVEL-M06M124-RBX』は最安値かつキーボード&マウスも付属なのでデバイス初期費用も抑えることができるので実質的な価格差はもう少し大きいでしょう。どうせスペック不足を感じた時にはパソコン1台まるまる買い替えるなんて方には最高の1台かもしれません。
ドスパラ『GALLERIA RM5C-R36』は最短翌日出荷に対応しているので、購入するからには早く届いてほしい、すぐにでもPCゲームを遊びたいという方の選択肢とはなるでしょう。ただし比較モデルの中ではコスパは最悪となります。
誰向け?
- 将来性あり、コスパ最強:PG-PH12
- 最安値、キーボード&マウス付属:LEVEL-M06M124-RBX
- 最短翌日出荷対応:GALLERIA RM5C-R36
GALLERIA RM5C-R36 評価まとめ
特徴まとめ
- フルHD144fps
- 最短翌日出荷
- コスパが微妙
- 標準パーツのメーカー不明
- 80PLUS BRONZE 電源ユニット
ドスパラの『GALLERIA RM5C-R36』について解説してきました。
RTX3060搭載でフルHD144fps安定プレイ可能な性能です。
ドスパラでは最短翌日出荷に対応しているので早くゲーミングPCが欲しいという方の選択肢になるでしょう。
しかしコスパは競合に比べると悪いので、コスパ重視なら他社を選ぶ必要があります。
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